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西南戦争―西郷隆盛と日本最後の内戦 (中公新書)

価格: ¥861
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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平らにならした戦争。 ★★★★☆
西南戦争を多数の資料を基に、正確・詳細に記述している。
「負けそう」な西郷軍に、九州各地から諸隊が参加したのは何故か?
熊本城の政府軍が、西郷軍に協調しなかったのは何故か?
九州内の戦いに終わり、全国規模とならなかったのは何故か?
西郷隆盛は最後の戦国武将だったのか?
様々な疑問に答えてくれる内容を持った一冊です。
それにしても、関が原で東に、戊辰で西に傾いた日本を、平らにならした戦争だったのかも知れません。
嫌な内乱です。戊辰とは別の。な?(笑) ★★★★★
明治維新で喜んだり悲しんだり
成功したり追い込まれたりの西郷さんの最後の戦い史
彼のモチベーションとバックボーンだった元武士・士族というモノが
彼の状況を思惑とは裏腹に導いて行く悲しい結末
多くの解説本が存在するがこれもまた斬新ではないが臨場感たっぷりで
またこの時代にはまるきっかけを頂いたありがとう
熊本城は篭城戦に優れる
城が食べられる?
詳細はこの本で知れる
か?(笑)
最新の西南戦争通史 ★★★★★
著者も述べている通り、例えば農民一揆との関連性などを欠いているが故に、中心的記述が(薩軍‐官軍関係中心の)戦史・政治史に偏してしまっている憾みはある。とは言っても、新書の限定された枠内で、相当に広い視野をもって西南戦争を描ききっている。最新の西南戦争通史として“定本”と見なしうる一冊が出たと評価したい。

断片的・個別的なエピソードや研究が西南戦争のどこに位置づけられるか、という観点から本書を眺めると、きっと興味深い歴史の読みが可能となるだろう。
フィクションでないのに臨場感がある ★★★★★
西南戦争の経過とその時代背景を丹念に追った秀作です。自由民権運動の萌芽との関連も理解できます。
またたくさんの資料の中から、その時々の将兵や政治家の気持ちや言葉を選択・引用しているため、この種の本にしてはフィクションでないのに臨場感があります。
読まれる際には、九州の地図(地形の判る色付きのもの)を用意し、さらに本書をめくって地図のページに付箋をつけておくことをお勧めします。
明治維新の総決算 ★★★★★
最後の内戦と言われる西南戦争に関する最新の通史本である。

新書としてコンパクトに纏められているだけではない、西南戦争の薩軍の裏面や、西郷が結果的には表に出てこなかった事。熊本城篭城戦で場内は飢餓状態であった事などエピソードなども盛り込まれている。西南戦争は事実上の明治維新の総決算と言ってもいいのではないだろうか。それが西郷・木戸・大久保といった明治維新三傑の寿命すら縮めてしまい、それぞれの決着をつけて維新の時代から消え行く。

後に武闘では時代が変革ができず、本書に於いても自由民権運動へのシフト化というのは歴史の持つアイロニーであり、歴史はかく発展するという事なのか。著者の歴史観に好感が持てる。

巻末の参考資料の多さに圧巻されます。