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アイガー北壁・気象遭難 (新潮文庫)
価格: ¥620
カテゴリ:
文庫
ブランド:
新潮社
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新田次郎は長編小説の方が面白い。
★★★★☆
八甲田、孤高の人、栄光の岸壁、を読んで面白かったので、こちらも読んでみました。
それなりに面白いのですが、どうも、長編小説の方が、新田次郎らしい感じがでているような気がします。
氏の小説を読んでいて思うのは、人物の名前が突然でてくることが多いことです。
取って付けたように、いきなり、あらたな人物がでてくるような感じがするため、現実味が薄れます。
短編小説であれば、人物の紹介に割ける文字数は限られるので、ますます、臨場感に欠けると思われます。
また、描写が過去形で語られることが多いことも、氏の特徴と言えるかと思います。
本作品集は、特に顕著な感じがいたしました。
アイガー北壁の遭難は、やはり、短編では、語りきれないのではないでしょうか。
物足りない
★★☆☆☆
ルポタージュにしては無駄な心情の脚色がありすぎ、
物語としては人物の描き方が紋切り型すぎると思います。
無骨な山男と馬鹿な女という組み合わせは当時の流行だったのでしょうか?
好き嫌いがわかれる短編集だと思います。
アイガーで飲む麦酒
★★★★☆
妙な縁でアイガーという山を今まで3回見る経験を得た。アイガーのふもとで麦酒を飲みながら見上げる山は 切り立った崖である。晴れた日に見ていると とても 色々な悲劇が起こる山にも見えない。
本書で読むアイガーは悪魔的な山だ。実話を実名で書いた本だから ノンフィクションと言って良い。読んでいて「なんでこんな思いをして山に登りたいのか」という思いがずっと頭を離れなかった。
一体 登山家ではないし これからもならないであろう僕としては 命を掛けて山に登るという行為自体が良く分からない。但し 人は 自分の中に 何か「山」を持っているものだしそんな「山」に命を掛けるというように普遍すれば ようやく この本が 自分の中で立ちあがってくる。そんな気がした。
アイガーのふもとで飲む麦酒は旨い。晴れた日は陽光は実にきつい。手をかざして見上げるアイガーは静かなものだ。
☆ふたつ
★★☆☆☆
山岳小説の短編集です。
登場人物の心理描写がもう少し深かったらなあと思うことが多く、こちらが感情移入出来ないまま結末を迎えるものばかりでした。
緊迫した場面でも、新聞記事を読んでいるかのような淡々とした感じしか受けず、女性の描き方も当時の時代ゆえかつっこみが足りなく感じられ、全体として物足りない印象しか受けませんでした。
めったに売っていないが味のある一冊
★★★★☆
この本は山の用具店の本コーナーで買った。
普通の街中にある書店の文庫コーナーではまず見かけたことが無い。
新田次郎はいくつかの好長編をのぞけば短編のほうが読後感のあるものがある。
全14編のうち今でも題名をみて今でも内容が浮かんでくるのが「気象遭難」・「凍った霧の夜に」の2編。
登山者同士の隔執・不気味な思いをするスキーヤーと題材は違うが妙に後に残る本だと思う。