こわかった…
★★★★☆
ひと月前に『孤高の人』を書店で手に取り、山に興味もないのに読み始め、ぐんぐん引き込まれて、『アラスカ物語』、『アルプスの谷 アルプスの村』、『栄光の岩壁』、『孤高の人』と読みつないで(パンダマークを集めてるので新潮文庫ばっかり)、山、登りたいなあ、崖、登りたいなあ、とふわふわ思ってるところに、この本! 山の持つ、「ダークサイド集」だと思いました。平均的な人たちは、極限状況においてはこうなっちゃうんじゃないかと思って怖かった…そしてすごく、やっぱり面白かった。この編纂は、新潮文庫がされたのかな? ほかの小説(世界トップのヒーロー・ヒロインに出合える)とのバランス、メリハリ、巧い! ダークサイドはこれでじゅうぶん。これ以上、多いと精神的には、キツイ。もう1回、孤高の人から読み返します。