文系でも読める音響学の画期的な一冊です
★★★★★
音響分野は、どんなに平易に書かれた本でも、
最低限理工系大学程度の数学力が要求され、文系の学生の多くにとっては、
とうていその中身を理解することは不可能に近く、
せいぜい啓蒙書でトピックに触れるのが精一杯と言ったところです。
そんな状況の中、本書は文系出身者でも、高校文系程度の数学力があれば、
ほとんどすべて理解することができる画期的な物です。
タイトルも「音入門」と敷居が低そうですが、内容は十分濃い物です。
文系出身者で音響学の必要に迫られたら、まずこの一冊です。