システムは既存のサウンドノベル同様、物語の進行上に現れる選択肢をプレイヤーがセレクト。選択内容によってストーリー展開が変わるというオーソドックスな仕様だ。当然、各章ごとにエンディングも複数用意されていて、何回も楽しむことが可能。また、江戸特有の用語解説をする江戸豆知識や、たどりついたエンディングタイトルが表示される終幕一覧など、繰り返しプレイすることによって得られるご褒美もある。「怖いもの見たさ」を収集させるという、人間の本能をあおるゲームシステムが、本作品の生命線といえる。(中田和志)