ベンチャー企業を起業し成功に導くためには多くの知識・経験・体力(精神力)・資金が必要であるが、米国においてもそれをきちんと理解している創業者は必ずしも多くない。本書は、多くのベンチャーの成長を実際に助けた経験をもつ、本物のベンチャーキャピタリストが、ベンチャー企業の未来の創業者に送る指南書であろう。
なお、本書はエッセイ風の文体であり、日本語訳も優れているので非常に読みやすかった。ベンチャー企業の創業、ベンチャー・キャピタル・ビジネスを学ぶ上で、まず第一に手に取るべき本だと思う。