英和辞典にしろ英英辞典にしろ、初・中級者が使う辞典に

最も求められるのは、英単語の意味、ニュアンス、使われ方

について、できるだけ正確な情報を読者に与えてくれること

ではないでしょうか。


その意味では、初・中級者が使う辞典として　より適切なものが、

現在は　この辞書以外にたくさん出ています。

私も初版が出た、昭和50年から永年使いましたが、

英語の学習目的でしたら、他の辞書を比較検討された方が

よいように思います。


例文やコロケーションが少なめであること、

語のイメージを印象づけてくれるような

味わいのある表現があまり載せられていないこと、

などがその理由です。


特に高校初学年生にとっては、

英語の語感がよく現れた辞典を使うことが

重要ですので、注意が必要です。

さもないと、大昔　高校生であったわれわれのように、

使えない英語ばかり頭に入ることになります。

語数の多さから優れた実用性の一冊であることはスペックを見るだけでもわかりますね。
ただし、この辞書は質の面でも類書と比べて頭ひとつ抜けてます。

訳語の使いやすさ、語義の配列、旺文社特有の文法的解析の素晴らしさ（基本語を見て欲しい）、
学習辞典と同等かそれ以上の情報量（例文の量、連語等）。それでいてのこの語数、語義数。
とまぁ欲張りな一冊です。

そのため情報を詰め込んで詰め込んで、となっているので、
文字が小さいのが玉にキズです。
これは意外と致命的で長時間見るのに少し目がギンギンします。
今よりもさらに分厚くなってもいいからこの点だけは改善して欲しい・・・
いまはロイヤル英和辞典が亡き者になってしまっているので、
これが旺文社最後の砦です。
もっと評価されて欲しい。

追伸。
個人的にはロイヤルの方が素晴らしいと思います。
例文多いし、なにより他の辞書ではわからないことまでわかる優秀な文型表示が革命です。
なぜあの文型表示を後継の辞書に使わなかったのか理解に苦しむ。
オーレックスは整理されてユーザーフレンドリーな感じですが、その反面物足りないものになっています。個性も薄れました。

初版「旺文社　英和中辞典」を大学時代に愛用し、現在もこの「新英和中辞典」を時々引いています。

「英和中辞典」に求められる学習と実用の両面でナンバーワンだと思います。研究社の「新英和中辞典」、小学館の「プログレッシブ英和中辞典」も一時併用しましたが、旺文社が一番使いやすく、解説も納得できることが多かったのでこれに落ち着きました。電子辞書の登場で複数の２０万語超の大辞典を一括検索できるようになりましたのでこの辞書を引く機会は減りましたが、他の辞書で納得できないときには頼りにしています。

「語法」など、学習面ではジーニアスやスーパーアンカーほど詳しくはないものの、ポイントを簡潔にまとめていますので大学生、社会人では「これで十分」「簡潔な説明でよい」と感じる人も多いでしょう。初版の１０万語、新版の１３万５千語は実用性も十分で、旺文社の中辞典に載っていなければリーダースにも載っていないことが多い、という実感があります。リーダースや研究社新英和大辞典に載っていない語義、用法載っていることすらあります。

非常に完成度が高い辞書ですが、本格的な改訂から１０年以上が経過してしまっています。初版の５年後に発行されたプログレッシブも４〜１１年毎の改訂で現在は第四版となり、１２年後に発行されたジーニアスも第四版となっていることを考えると改訂の遅さが気になります。大辞典とは異なり、中辞典には新語への対応も求められます。非常に良い辞書だけにそろそろ改訂して欲しいと思います。

内容、信頼性を考えると価格は非常に安いので、「ジーニアスでは詳しすぎる、リーダースでは説明が足りない」と考える人にはお勧めできます。

学生時代に旧版にお世話になって以来愛用しています。もちろんこの版も気づいたときに買いましたが、もう若干古いです。。。次はいつ出るんだろうと思っていたら、同じ旺文社のオーレックスを発見。慌てて買いました。個の辞書の改版を待っている方にはオーレックスがおすすめですよ。

以前はWebsterのCollegiateあたりを底本にしていたようだが、新版になってRandom HouseのUnabridged等も範疇にいれたようだ。語彙量の豊富な英和学習辞典としては至高のものだろう。大学生では必携、中高生でもvocabularyに飽き足らない諸兄には必見の価値があるものと思われる。

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