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不東庵日常
価格: ¥1,890
カテゴリ:
単行本
ブランド:
小学館
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ことばを旅する
ことばを旅する (文春文庫)
定年後の理想の生活
★★★★★
細川さんは元首相、お殿様、近衛文麿の孫という程度のイメージしかなかった。所詮お殿様のお遊びが書いてあるのだと、はっきり言ってあまり期待していなかった。なかなかどうして全てに造形が深い。焼き物、釣り、古典などなど、読んでいて楽しくなった。古典の解説などは、専門家でないので返って平易で分かりやすく、古典に興味が出てきた。この続編である「ことばを旅する」も是非読んでみたい。そして全てが美しいし、かっこよい。歴代の首相が書いた本は何冊か読んだが、この本はレベルが断然高い。知的である。
「晴耕雨読」とよく言われるが、それを実践している人は少ない。細川さんはその一人ではないかと思う。私は現在54歳。定年後の生活はどうしようか、とそろそろ考えているので、この本は非常に参考になった。定年後の生活を書いた本は沢山あるが、この本が定年後の生活の理想に近いのではないかと思った。初め図書館で借りたのだが、手元に置いておきたいと思って古本を購入したら、送られてきた本は細川さん自身のサインがしてあった。ラッキーであった。
ほのぼの幸せな気分になる本です
★★★★☆
細川さんと私は生まれも育ちも違いすぎて比較のしようもないんですが、ただただ、隠遁生活っていいなあ、とあこがれます。
私にはそのための広大な別宅などもないわけだが。
それから古典に親しむという姿勢にも共感を覚えました。
私は子供の頃、古典の素読の特訓を受けたわけではないので古典を読みこなせるわけではないが。
まあ、こういう(精神的な意味で)優雅な生き方をしている人がいるんだなあと、不思議な感慨を覚えるのは確かです。
そしてなぜか嫉妬ではなく、親しみを感じてしまうのは細川さんの人柄なのでしょう。