オールドスタイルのお笑い。
★★★★★
おバカな映画でリフレッシュしたいときにはおススメします。
1970年代のアメリカ最南西端のサンディエゴ、ファイタータウン(基地の街)という場面設定の中で、地方局テレビの個性豊かなニュースキャスターたちのハチャメチャな展開が繰り広がるものです。
抱腹絶倒のシーンは、少々お下劣かもしれませんが、ずいぶんとウケます。
観終わってからも、つい思い出し笑いしてしまいます。
こういった時代では、女性が社会に台頭する以前のことであり、その光景がよく描写されていて、この映画では、女性アンカーマンというのは到底考えられない否定形のものであったことがシニカルに引き出されています。
今では、女性アンカーマンは常識のものであり、すでに男性アンカーマンを越えた人気度を有しており、そんな時代もあったのかと、感慨深げにもなります。
お笑いのセンスも1970年代を意識したようにも思え、今とは違ったレベル、どうどうともの怖じせず、シンプルでダイレクトな表現でウケを狙った笑いを展開しており、ずいぶんとバカウケします。
ウィル・フェレルは、自己主張を前面に出しながら、どんどん責めてくるタイプの笑いのセンスであり、ユニークですね。