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かぼちゃの馬車 (新潮文庫)

価格: ¥515
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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強い風刺と溢れるユーモアで描くショートショート28編。
外見と心 ★★★★★
 「外見と心」の関係を見事に描いた表題作が印象的ですが

 それ以外にも皮肉のメッセージを込めた傑作がそろっております。

 特に印象深いのは

 「なるほど」 ラストの台詞は「見事!」としか言いようがありません。

 「大洪水」 発想の転換によって、人間のエゴイズムを表した傑作!

 「大転換」 残酷な状況をコメディタッチで表現した傑作!!!

 「現在」 短い文章のなかに、人間の宿命が凝縮されております。
かぼちゃの馬車 ★★★★☆
収録作品

秘密結社 なるほど 虚像の姫 ご要望 厳粛な儀式 
外見 樹 七人の犯罪者 大洪水 高度な文明 確認 
疑念 常識 ナンバー・クラブ  若返り 大転換 
新しい遊び 子供の部屋 処刑場 超能力 現在
質問と指示 悪魔の椅子 治療後の経過 交代制 事実 かぼちゃの馬車 墓標


いつものように一定の高さのレベルで読む人を愉しませて唸らせる作品集。
上手い ★★★★☆
 長編以外ははずれがないな。どの本もさらって読めてしまう。
1973年に彼が思い描いた社会は。 ★★★★☆
 28編からなるショート集。60-70年代の星氏は、社会風刺に富んでいる名短編を多々産み出していて、何よりも驚かされるのがその発想と風刺の普遍性である。30年前に彼が想定した未来や社会が、今の私たちの思考とあまり変わってない、という、人間のある意味進化してない不気味な感じがあり、色々考えます。

「交代制」、映画のネタにもなりそうなその発想、書き方。

「ナンバー・クラブ」に表される、人がいかに文明を探究し高めても、個々の趣味や興味のある事にしか関わりたくないという狭小さは、そのままという皮肉。

「質問と指示」、「かぼちゃの馬車」における、すべては自分次第なのに、他力に頼ろうとして夢を見失う人間の儚さ。

もしくは、「事実」においての、現実主義であったばかりに‘!夢のようなスクープ’を失ってしまう新聞記者たち。

「大転換」 ミサイルが誤って発射され、2時間以内に国を失う運命に陥った国民がなったものとは・・・、という、今でも私たちの想像に難くないシチュエーション。

 他、軽く笑ってとばせるような物からトリック物まで。基本的に星氏の60-70年代物は、一読の価値ありです。