今日もどこかで事件が起こる。
★★★★★
本書に収録されている短編は
星新一作品の中では長めのものとなっておりますが
その分読み応えのあるものとなっています。
その中でも私のお気に入りは
「入会」 推理小説を思わせる、深みのある一編
「職業」 皮肉の聞いた展開が素敵です。
「経路」 二つの世界がたくみに交錯していく展開がすごいです。
「先輩にならって」 コミカルさと恐怖がたくみに合わさった傑作。
「どこかの事件」 平和な日常と殺人計画が同時進行する一編
夫の寝言に振り回されながら、
次第にのめりこんでいく妻の姿が印象的です。
朝の読書に最適
★★★★★
星新一の作品はハズレがなくどれもおもしろいです。
わずかなページ数で書かれているのでサクサクと読みきれ、通勤通学などの合間に最適だと思います。
世代を問わず楽しめる作品です
今日もどこかで…
★★★★★
私たちの目に見えないところでおきていることは、沢山あります。そんなどこかで起きているかもしれない出来事に想像をめぐらせて見たことはありませんか。私も今では大学生ですが、小学生の時には星氏のショートショートを読み、奇想天外で豊かな想像力で満たされたストーリーに、時の経つのも忘れたほどでした。星氏の作品は、ぜひ想像力をはぐくむものとして幼少期から親しんでほしい作品です。