方法論になってない。
★★☆☆☆
言葉の語感をもとにどのような文章を作ったらよいかという指南本です。
基本的にルールが書かれておらず、なんとなく、そうなのだろうか程度もので個人的にはほとんど参考になりませんでした。
個別具体論ばかりだと役に立たないという典型例のような本です。
個々の単語の羅列。
★★★★☆
いろんな「単語」を考察していて、それはそれでためになるが、あくまで本書は、それらの羅列でしかない。
「女子」と「女性」はどう違うか、など、たしかに本書の解説はおっしゃる通りなのだが、自分で文章を書く際に、本書を読んだあとでは、「単語」には気をつけるようになっても、「センスある日本語表現ができる」ようにまではならないようと思う。
単語の意味論だけでなく、「表現」方法の解説を期待したい。
目から鱗が落ちっぱなし
★★★★★
普段何気なく使っている日本語をここまで突き詰めて考えたことは、正直今までなかったことです。「意味」の意味は?と聞かれても、意味という言葉を普段よく使うのにもかかわらず、かといって即答できるような簡単な問題ではありません。この本ではこのような本質的な意味を追求してみたり、同じ意味を指す言葉でも言葉によって語感が異なることを、豊富な具体例を元に検討しています。とにかく目から鱗が落ちる本です。