Cold Roses
価格: ¥1,176
『I'm Wide Awake, It's Morning』と『Digital Ash In A Digital Urn』と、強烈な2枚を発表したコナー・オバースト率いるブライト・アイズに触発されて、ライアン・アダムスは2005年に何と3枚ものアルバムを発表した。最初の、そして2枚組のアルバムでは、この目を離せない元ウィスキータウンのシンガーが、2003年の『Rock N Roll』でのかき鳴らすギターと、同年の雨の日向きのバラード『Love Is Hell』、そして2002年の『Heartbreaker』でのより即興的な瞬間と純朴な質感を見せている。少なくとも、壮大な「Meadowlake Street」は聴き所であるし、ラジオでヒットしそうな鼻声の「Let It Ride」はいいが、他の曲は眠たげな目で嘆いてばかりいるようなものが大半で、この数年、むきだしのポップな野心を前面に押し出してきた後では、あまりにも癖があるように聞こえる。だが、アダムスが次の作品で埋めあわせをしてくれることは間違いないだろう。(Aidin Vaziri, Amazon.com)