フィハシオン・オラル vol.1
価格: ¥2,520
コロンビアのスーパースター、シェキーラからの新曲と聞けば何語でもわくわくしてしまう。それに新曲はしばらくぶりだ。シェキーラの英語での作品『ランドリー・サービス』は、2001年にリリースされた。スペイン語バージョンの『ドンテ・エスタン・ロス・ラドゥロネス』はその三年前にリリースされた。『フィジャーシオン・オーラル・ボリューメン1』は、この二つのうちの最初の一枚で、英語バージョンは11月に販売される。シェキーラの、泣き声のようなせつなく刺激的な声は、衝撃的で、不思議な説得力がある。シェキーラは、きらびやかな『ディア・デ・エネーロ』では純情な女の子のようで、『ロー・インプレシンディブル』ではドンドンとどろくビートの中で、セクシーで誘惑的だ。この作品は、以前の「ソーダ・ステレオ」のヴォーカリストのグスターフォ・セラーティーを含めた有能なプロデューサ揃いで、シェキーラをリズムベースのアレンジの中に包み込む。しかしやはりアルバムの最高の瞬間は、シェキーラが生まれ持った、真のロックの女神の素質が全開になった時だ。「ラ・トーチュラ」ではアレハンドロ・サンズとのデュエットで、切ない別れを歌っていて、『エスコンディテ・インゲルス』ではビーチパーティーののりでギターべースを圧制する。『ラ・トルチューラ』ビデオ、『メーキング・オブ・フィヤシオン・オーラル』と『カンバセーション・ウィズ・サンズ』のボーナスDVDは見逃せない。