料理古文書の記載を知ることのできる貴重な一冊
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この本は、琉球の古い書物(1832年 渡嘉敷親雲通寛 著) 食医学書『御膳本草』をもとにつくられたということで、各ページその食材についての『御膳本草』の内容が掲載されています。琉球の食物についての古文書なんて、実際には手にとってよめる機会がないので、とてもうれしいです。
古琉球の食に興味のある人にはたまらない料理本です。料理が美しい!
これは料理本か?
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沖縄フリークの友だちにプレゼントしようと思って買ったが、パラパラめくって、「なぜ昆布の採れない沖縄が一大消費地なのか」を読んだら意外におもしろく、解説、コラムを拾い読み。これ料理本? という感じで、食を通して沖縄の歴史に分け入る楽しさだった。
上質なエッセイとして楽しめる
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きれいな装丁にひかれて買ったが、沖縄料理についての思い込みを
一新してくれる内容だった。暑い所の料理だから沖縄料理は油っぽい、と
いうのは間違った先入観みたい。素材にしても料理法にしてもヘルシー
この上なし。
料理の解説の間にあるコラムがおもしろい。沖縄の王朝時代の歴史や
風俗は知らないことばかりで、沖縄についての認識が変わる思いだ。
この本を片手に料理を作ってみたくなるが、上質なエッセイ本としても
楽しめる。