あまり聞きたくない言葉
★☆☆☆☆
船井幸雄の本を久しぶりに読んだが、ここまで荒唐無稽な話はない。
3分の2は船井先生のお話です。
自分の取り巻きのおばさんが神懸かりになった話や、なんとかの神様がどうとか、神懸かりで宇宙人と話す中学生の話はネタとしては楽しめるが、全編通して何を伝えたいのかサッパリわかりません。
そもそも、どんな人に聞かせたいのか、まともな成人にこういう話を聞かせてなにを期待しているのか、船井教徒に成って欲しいわけでも無さそうだし、ナルホドと思える言葉(神示)も散りばめているけど、焦点が全く定まらない酷い内容です。
船井先生のファンの方には悪いのですが…。
★☆☆☆☆
船井先生の著書は好きでよく読んでいますが、この本に関しては信じたくないって想いが強く、言わんとしている事はわかるのだが、ただでさえ暗いニュースしか流れていない昨今に追い討ちをかけるような本はどうかと。
日月神示の解釈も別なものがありそうですし、聖書の暗号での船井先生達の記述部を見た限りでは、解説が無いのでどんな法則で導き出しているのかよくわからず、素人目には適当に文字を拾って無理矢理解釈しているように見えないでもない。
自分で調べた訳ではなく、人の調査結果を見せられている訳で、いくら船井先生がそう言っていも、それを盲目的に信じるのは非常に危ないと感じました。
それに以前の講演会で、船井先生は「今年の●月●日に関東で大地震が起きると言う情報が入っている」などと日付を指定してハッキリとおっしゃっていたのですが、それが外れた時も特に何の説明も無かったし、言いっ放しって部分もありますので、この本を読まれた方も安易に信じて不安にならないよう注意して戴きたいと思います。
あるかもしれない、という認識で用心しておくのは良いと思いますが、悪い影響をだけは受けないようにして戴きたいし、もう少し人を元気付けするような本を書かれても良いのでは、と感じます。
タイトル、ページ数に惑わされるな
★★★★★
タイトルも怪しく、541ページの大著なので、船井先生の著書を読まれる方でも購入するのを躊躇するかも知れません。
「世の中の構造」と「人のありかた」を知りたいのであれば、本書は必読です。
日月神示だけでなく、他著からの抜粋も多く、非常に分かりやすく理解できるように配慮して書かれています。
3部構成で、1部は、船井 幸雄と中矢 伸一の対談、2部は、中矢 伸一、3部は船井 幸雄が書いています。
1部から3部まで、時間をあけずに読んだほうが、内容の理解も深まると思います。
そういう意味では、上下刊の2冊にしても良いぐらいのボリュームですが、1冊になっているので値段(2,000円+税)も含めお徳な本です。
今、私たちが本当に知らなければならないのは、この本に書かれている事だと思います。
船井さんは日月神示に関係する神さま?
★★★★★
船井幸雄さんと中矢伸一さんの対談をメインにした本です。
中矢さんによると、船井さんは日月神示に関係する神さまではないかとのことで
いずれにしてもお二人が世の中に日月神示を広めていることは確かなので
何かあるのかもしれませんが、肉食よりも菜食、われ良しよりも他人のことも考える
という生き方を広めるという点では良かったのではないかと思います。