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名前のない女たち〈3〉“恋愛”できないカラダ (宝島社文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 宝島社
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恋愛できないカラダのお父さんを羨ましく感じてしまった・・・ ★★★★☆
皆かなりヘビーな過去を持っているが、月丘うさぎには現在周りにばれていてほしいと思ってしまった。
あと、恋愛できないカラダのお父さんを羨ましく感じてしまった。皆さんが書いているきれいごとと私の意見には差があるが、本心は皆同じだと思う。
中村淳彦ってネットに漂う書評読むんだね。 ★★★★☆
もしかしたらこの書評も読んでもらえるのかもしれない。そんな期待もあるがしかし確認のしようもない。
AVがどこでもレンタルできて、エロ雑誌は本屋に行けば必ず奥のほうに存在感を示しておかれている。
風俗店はいたるところにあり、SEXを商売とする女が沢山いるはずなのに身近にはいないような気がする。

「まえがき」でも書かれているが、「皆わかってないな…」という中村淳彦。それはAVや風俗といった女は、
まるで現実に存在してないかのような感じで書評を書いてるわれら読み手に対する呆れなのだろう。

わたしはそうは思ってなかった、確信はなかったが、道行くJKやOLが夜な夜な男の性器を咥えているかもしれない。
性は誰にでも非常に強い欲求であるはずなのに官僚統治の企業社会では公に露出させることは社会共同体からの排除という罰を受ける。

女の貞操観念という幻想は、50年の歴史があるテレビ局のドラマを媒体として普及したと思われる。
しかし、男が貞操なものでない以上、生理学的に大して変わらない
(性器を取りホルモン投入すれば男でも女に限りなく近くなれる現実)
もともとほんらい男も女も大した差はないと考える。

よって女も男のような妄想を抱いたりするものだろう。
女であるがゆえに女らしさとは貞操だと社会的雰囲気があるために女たちは表面貞淑にしているだけなのだろう。

最後に:鈴鹿イチローの件は読んでて悲しかった。
AVの女たちには高収入や男(業界の)からチヤホヤされる特典があるため、割り切れる。
しかし鈴鹿イチローのような男優は何もない。鈴鹿イチローはAV女優にさえ、
しかも仕事である枠組みを与えられた関係なのに、
AV女優に拒否されたショックで自殺を決意したものと考える。
なんとも哀愁漂う話ではないか。

へヴィーです・・。 ★★★★★
気軽に手にとってしまったがあまりにもヘヴィーな内容だった。この本を一言で言うと「絶望」。絶対的に救いの無い世界で生きていく彼女たちの姿はただただリアル。
3冊一気に読んでしまったが一週間くらい気分が滅入った。いろんな不幸話がありますので、興味のある方は見てください。
お勧めしたい ★★★★★
書店で興味本位に購入した本だったが、読み進むにしたがってあまりにもヘビーな内容に衝撃を禁じ得なかった。
AV女優のインタビューという男のスケベ心をくすぐるウリ文句とは裏腹に、内容はAV女優をしている女性たちの壮絶な生きざまのルポルタージュである。
全編を通じて感じたのは、この種の人たちに概ね共通しているのは親との関係の異常さであると思われた。子を持つ親ならその面で切実に感じることも多い。

 この著者はAV業界関係者らしく相当異常な環境にいるらしいのだが、視点は実に正常で、文才も相当なレベルと思う。オムニバスにもかかわらず全編を通した構成に配慮が感じらる。
その意味でも、「あとがき」は是非最後に読むことをお勧めする。
サブタイトルにもなっている「恋愛できないカラダ」はオムニバスの中の一つだが、最低「あとがき」を読むのはこの章を読み終わってからにした方がいい。
そうすれば「あとがき」を読んだときにきっと爽やかな涙を流すことができると思う。

この本はなかなかの名著だ。
気が滅入りますが・・・ ★★★★☆
堕ちていくことの簡単なこと、そして這い上がることの難しいことを、この本は強烈に突きつけてきます。
相変わらずインタビューをする人をえぐるようなルポタージュです。精神的に安定しているときに読まなければ、読者であるこちらまでつらくなるような話が満載されていました。
出てくる人たちは、一種特殊な環境の人もいれば、本当に普通の人もいました。なんだか世の中が刹那的、というよりはひどく短絡的なものになってきているように見えてくるような本です。
でも、なぜか読んでしまいます。この本に出てくる女性たちは不器用で、でも懸命に生きています。ただ、低いほうに流れてしまっただけ。そんな彼女たちが這い上がろうとするさまを作者は見守っていました。
一歩間違えれば、簡単に自分もはまってしまいそうな道(僕は男ですので、おそらく違う世界なのでしょが・・・)彼女たちと、我々の差なんて本当に紙一重なんだと思わせられました。
こんな重苦しい本を何で読むんだろうと思いながら、若し続編が出たら、また買うんだろうな・・・