北欧ロックンロールの至宝、ハイヴスの4年ぶりとなるオリジナル・アルバム。ガレージ系もあれば爆走R＆Rもあり、それでいて強力なフックがあるナンバーの数々はドライヴ感とポップ・センスでいっぱい。全編名曲＆名リフがたっぷり聴ける傑作だ。なかでも米TV『WWE DIVASEARCH』テーマ曲に使われたシングル・トラック「ウォーク・イディオット・ウォーク」なんて、一度聴いたらもう頭から離れない。メジャーのユニバーサルに移籍しても、そのザクザク切り込むロック魂は消えず。“ロックンロールの勝利！”を思わず確信させられる、最強のロック・アルバムだ。（山崎智之）