Under the Iron Sea
価格: ¥875
『Under The Iron Sea(邦題『アンダー・ザ・アイアン・シー―深海―』)』はニューヨーク、ソーホーのマジック・ショップでレコーディングし、本国イギリスへもどってからバトル近くのヘリオセントリック・スタジオで作業したものだ。 このアルバムを作るために、僕らは自分たちの最悪の怖れすべてに向かい合おうとした。容赦なく自分と、そしてバンド仲間同士の関係、他の人たちとの関係、世界との関係を見つめ直し、見つけだせる極限まで暗い場所へと旅するためだ。 だから、このアルバムの曲作りとレコーディング中の雰囲気はものすごく集中したものになったし、最終的な曲や音にもそこが大きく反映されているんだ。不気味で歪んだおとぎ話のような曲を作った。光の届かない鉄の海の底にある暗い場所に代表される混乱と麻痺の感覚。そうしたものすべてを表現するために、古い電子ピアノや、さまざまなアナログシンセ、ビンテージのギター・エフェクトのペダルの組み合わせを酷使してまったく新しい音を作りだしたんだよ。衝突音からディストーションの激しくぶ厚い音までを表現した。 ドライヴ感、集中力、激情を込めて曲を書き、歌い、演奏した。以前の音楽からは想像もつかないほどにね。 このアルバムをビジュアル面でも強烈な存在にすることが重要だった。その手始めが「Atlantic」でのアーヴィン・ウェルシュとのコラボレーションだった。僕らに刺激を与え、僕らの音楽に彼も刺激を受けてくれた。 ウェルシュが監督を務めてくれたビデオは僕らが切望していたビジュアル上の個性重視を反映したものになったよ。 『Under The Iron Sea』を書いたのは自分たちがまた生きているっていう感覚を持てるアルバムが必要だったからだ。