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タグチメソッドわが発想法―なぜ私がアメリカを蘇らせた男なのか

価格: ¥723
カテゴリ: 単行本
ブランド: 経済界
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天才の発想法の一端をうかがい知る ★★★★★


著者の専門分野についての知見が薄いので誤解している点もあると思いますが、個人的には(天才の)「着眼点」を生み出す「視点」を実践の場で述べた貴重な本と感じます。


1990年代半ばには、NHKの朝の番組でも紹介された「米国自動車殿堂入り」(日本人では豊田、本田に次ぐ3人目)によって「品質工学」の主導者として広く一般にも知られるようになった著者の経歴は、この本に着目する多くの方にはご承知の通りでしょう。
(如何に米国で評価されているかは「米国自動車」殿堂入りしている他の日本人2氏が世界を代表する自動車メーカーの創業者であることからも明らかでしょう。)

1960年代より若くして国内外の業績で知られた著者の品質への考え方は、生産などの活動の効率化を図る(いわゆる)品質管理(QC)とは視点が異なっている。

そして、品質工学を直接利用する人には、その後、あまた出版されている解説本をあたった方が早いでしょう。


しかし著者の活動の一端を、後からなぞってまとめた「品質工学」とは一体どういうものなのか?を伺い知る「とっかかり」にはこの本がよいと思う。


この本の主題は、著者が持つ「データとは何か?」に対する視点にあると思う。

この視点が「品質工学」と呼ぶアプローチを生み出し、(生産活動の効率を上げる)いわゆる品質管理の方法から離れて、新たに根本的な改革を生み出す「データを選択する/発見する」行為を支援する活動につながっている。

ともあれ、天才の視点、そこから生まれる視野の広がりは(「品質」を向上させるには「品質」を計ってはならない。など)他の分野に携わる人にも応用可能な発展性を感じさせてくれます。

専門家でない人にとっては、特に貴重な本と思います。
タグチメソッドの歴史と背景を知る ★★★★★
私が品質工学を講習する時に、「田口さんの本は最初に読まないでください」と冗談交じりに話すのは、難解な表現に怯んで初心者が拒否反応を起こさないための老婆心です。
しかし遅まきながらこの名著を読んでみると、これまで不思議だった品質工学発展の経緯を、非常に分かり易い文体で理解することができました。品質工学のファーストステップを登って、歴史と背景に関心を抱いた人に強く推薦できる一冊です。
実験計画法の目的を理解できました. ★★★★☆
実験計画法の講義でタグチメソッドという言葉がよく出てくるので購入しました.数式はいっさい出てこず,実験計画法の発想がタグチ氏自身の言葉でつづられています.実験計画法を勉強しているとき,実用化に至った背景を理解していないと,表を書いたり平方和を求めたりといったテクニックに惑わされ,目的を見失うおそれがあります.この本は直接の応用はできませんが,直交表を用いた分析の目的を把握する上では役立つと思います.
別の方も書いておられますし,タグチメソッドの本全般に言えることですが,若干手前味噌なところが目に付きます.しかしながら,実験計画法を中心とした品質評価法が,”タグチメソッド”としてアメリカに普及する様子とその発展の歴史を知ることができたので,講義の参考になりました.
タグチメソッドがどうして生まれたのかがわかる本 ★★★★☆
 タグチメソッドに興味をもって、入門書を探していたのですが、なかなかいい本が見つからず、作者の半生記的な本でもいいか、という軽い気持ちで購入しました。
 この本でひとつの発見をしたのは、新しい発想というものは、突然生まれるものではなく、日々の努力の積み重ねと、ちょっとした出会い、チャンスから生まれるものである、ということです。

 もちろんタグチメソッドがどういう理論であるかも詳細が記述されていますので、入門書としても十分理解できます。背景の考え方がわかりますので、へたな入門書よりもよく理解できると思います。

 本人が書いているので多少は手前味噌のところもありますが、田口さんがどういう生い立ちであるかを知ることで、タグチメソッドがどういうものであるかを、より理解できました。また、前述のように、発想の方法がわかり、参考になりました。タグチメソッドに興味のある方は、ぜひご一読をおすすめします。