信者が大要をつかむためには良い本
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早分かり聖書という本は他にもあるんですね。この本のレビューを書こうと思って検索したら、いくつか出て来ました。いのちのことば社はキリスト教関係の出版物が多いところです。なので、この本は客観的にキリスト教を知りたいと思う方にはオススメできない本だと思います。
私は幾分かは機会に恵まれて新約聖書だけはなんとか読んで内容を掴むことができました。ですが、旧約だけは教会にいけない今なかなか読み続けることが難しく、断念してしまいました。そんなときに出会ったのが、この本です。
キリスト教初心者向けの本の1つだと思います。イラストも豊富で、いくつかカラーページもあり、まだまだちゃんとした信仰心なんて持っていませんが、ガリラヤ湖などの写真を見て(海外旅行に行きたいと思ったことないのに)「ああ、一度巡礼に行きたいな」と思ってしまいました。
聖書の各書物は何章も、何節もあるため、読むのがなかなか大変です。でも、この本は3,4章を簡単にまとめてあり、書物に何が書かれてあるのかが早分かりできるので、実際に聖書に取り組むときは楽だと思います。また、心に留めるべきみ言葉や暗誦すべき箇所などが所々に掲載されてあり、信者にとっては嬉しい本だと思います。
巻末にはちょっとした聖書辞書コーナーがあり、言葉の意味が分かりやすく書かれてあります。最終章は「神の家族の一員となるために」で、子どもを主眼として作られた本であろうとは思いましたが、全く聖書にふれたことのない人にとっても素晴らしい本だと思います。