マタギの言葉がずしりと重い
★★★★☆
三面(みおもて)と秋山郷と阿仁地方のマタギについて取材してその生活や狩猟法等細かく紹介してる本。
資料的な情報も詳しくていいのですがやっぱり生のマタギの言葉には重みを感じます。
例えばあるベテランマタギは今の自分の体の半分以上は山の獣からもらったもので出来ている。そろそろ山の獣のえさになってもいいころだ。
マタギの最期は獣の肥やしになれば本望だと。
他にー俺はハンターではなくマタギなのだと。山を歩きながら人間のあるべき姿というものを考え続けてきた。とか。
なかなかこういうセリフでてこないすよ!