ページの合わせ目が詰まってしまって、見えなくなってます。
右側ページの左端、左側ページの右端の台詞が読み取りづらく、
読もうと思うと、背中を割ってしまいそうになります。
文庫版より、サイズは大きいので、絵は大きくなっていますが、
購入には注意してください。

　マンガ自体は、夢あふれる、これぞファンタジー。でも、子供子供したものではなくて、大人の鑑賞に十分に耐えうる傑作。

　でも、ご注意を、タイトルは違いますが、内容は、かつてサンコミックスから発行された「アタゴオル物語」と全く同じ内容です。他の巻も、２巻の最終話が３巻の冒頭に移動していたりしますが、やっぱり同じです。

ずーっと続いているアタゴオルシリーズの中で、
この初期シリーズが一番好きです。
そこに確かにある異世界の雰囲気が画面から匂い立っています。
リンゴ・酒瓶・ひょうたん・星空・月・バイオリン・銀ハープ・・・・
アイテムは変わらないのに何故でしょうね。
ところでこのシリーズのテンプラは髪型も服装もメルヒェンチックで可愛らしい。
そう、ファンタジーというよりもメルヘンなのかも。

　私はほとんどコミックを読まない人ですが、これは本当にハマっています。のちのちの方に比べ、一巻は絵がかなり違うし、黒い部分が多いためパッと開いた感じ暗い色合いのページも多いですが（これについては巻末解説に著者のコメントが載っています）、ヒデヨシの性格はじめアタゴオルの良いところは最初からまったく変わりないんですね。
　ヒデヨシ、テンプラはじめアタゴオル森のキャラたちがいきいきしていて、本当にこんな世界あったら行きたいよ～と思わせる物語。何かと冒険の種があって、何かと心の安らぐ要素のあるアタゴオル森は、出かけるのに最高☆