グレイト・ビッグ・バンド
価格: ¥2,800
“ミスター・ベース"ロン・カーターの長年の夢が実現! ジャケットでロン・カーターが被っているキャップには自身が学位を取得した「EASTMAN SCHOOL OF MUSIC」のロゴが刻まれているが、スーツでばっちりキメた紳士的なイメージ通りのロン・カーターも素敵だが、リラックスした表情を浮かべた本作のジャケットも素敵だ。このアルバムはロン・カーターが長年の夢だったという自身がリーダーのビッグ・バンド・アルバム! 学生時代に10年程クラシックを学び、マイルスの第二期黄金クインテットでの活躍をはじめ、これまで50年以上の音楽生活を送ってきたロン・カーターが、かなり前から録音の機会を窺っていたそうだが、デュオやトリオと違って制作に多くの人々が関わり、参加ミュージシャンのスケジュール調整も難しく、リハーサルも大変とのことでなかなか実現しなかったが、ここの漸く長年の夢が叶うこととなった。 1970年代後半に有名なサド・ジョーンズ~メル・ルイス・オーケストラのベーシストだったリチャード・デイヴィスの代役として参加したことに触発されたというが、今回ビッグ・バンドのリーダー、ロン・カーターの元に集まったミュージシャンは17名。総勢18名となる大所帯を率いて、自身の代表曲やジャズ・ジャイアンツの名曲を含めた全13曲を音楽監督兼編曲者ボブ・フリードマンと共に絶妙なアレンジで聴かせてくれている。皆さんも“ミスター・ベース"の夢に賛同を! (加瀬正之)