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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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富野的ガンダム ★★★★★
この、作品を読むにはまず小説版逆襲のシャアを読むことをお勧めする。というのも、本作品は劇場版から入った人には意味が分からないだろうからだ。(劇場版からは話が全くつながらない)
これは群像劇であり個人の意思ではどうすることもできない現実への反抗といった描写が多い・・・。というのも個人の意思を抹殺しテロリズムでさえ利用してしまう権力・メディアというものの恐ろしさを感じたからだ、作中においてもそういった面が強調されている。
また、そういう面と同時に男同士の友情も描かれている点に注目したい、この小説の二人(三人目は長くなるので割愛する)の主人公は一人がテロリストのリーダーでもう一人が連邦の軍人というものだ。利権にしがみつく連邦の高官を抹殺したいテロリストと、テロリスト側の気持ちを理解しつつも連邦である為倒さなければならない軍人、互いは互いを尊敬しつつも一切の妥協も容赦もない・・・しかし憎しみも存在しない・・・二人は敵であるにも関わらず友なのだ。(そしてこのことが最後を際立たせている)
この小説はやはり富野ガンダムなのだ・・・群像劇やガンダムという権力者あるいは支配者への反抗としての存在をひっくるめて・・・。他のレビュアーの言うとおり万人向けで無いことは確かだ・・・しかし富野ガンダムを感じてみたいのなら手にとって読んでほしい、この小説は富野さんにしか書けない。
シャアの意思を継いで… ★★★★☆
この作品は富野さんの作品の中でもすば抜けて戦争の悲しさ、そして儚さを如実に物語っている。ハサウェイが掲げた大義は間違いなのか、それとも正しいのか。
しかしまぁこれ程支持されるテロリストは珍しいですね。笑
戦場を舞台にした青春小説 ★★★★★
一人はテロリスト
一人は娼婦
一人は軍人

この全然接点の無い三人が地球行きのスペースシャトルに乗ることによって
出会い運命が変わっていきます。
三人とも自分の今の現状に不満を持ちながらも生きていたのが
互い互いに影響しあい相手の立場に気付かず惹かれていくのですが・・・。

初めて出会った人間の何気ない言葉で運命が変わるということを
この小説で痛感した。
三人が出会わなければ三人とも傷つかずに済んだのか
三人が出会わなければそのまま自分の道に歩み続けていたのか
しかし三人は出会ってしまったのである。


機動戦士ガンダム逆襲のシャア「ベルトーチカ・チルドレン」の続編です。
他人に対する微妙な心理描写も緊迫する戦闘シーンも上手くかみ合い
さしずめガンダム世界の青春群像劇になっています。
大戦が終わり差別とテロリストが闊歩する世界は差し詰め今の世界そのもの。
その中であがきながら生きていくハサウェイ、ギギ、ケネスの三人は
戦いに巻き込まれるには純情すぎるほど善人です。
しかし美しい若い理想も人を殺す道具にされてしまうのです。

昔見た、海辺の青空を彷彿とさせるような小説です。
50年代のアメリカの青春映画にも似た青春ドラマです。
今更だけど映像化したら、かなり面白くなるでしょ、コレは ★★★★☆
この作品は戦争というか、あくまでテロなので、他の富野ガンダムとなんとなく空気観が違って感じます。もちろん常人には理解しがたい世界観は健在ですが。主人公のハサウェイは、ラスト以外はそんなに目立たず、むしろギギとケネスがこの物語を形成してるように思えました。搭乗機のクスイーは、正直初めは、これってガンダム?って感じだったけど、読み終わる頃には、なんか渋くて、カッコいい。ミノフスキークラフトを噴かす姿を是非動画で見てみたい。
単調な展開に飽きる ★★★☆☆
文庫3冊もいらないんじゃないかとおもう。
冒頭のシャトルの部分、『青年』が何の脈絡もなく『ハサウェイ』になっちゃってるし、そしてまた『青年』にもどってるし。
『ポケットの中の戦争』のようにコンパクトにならなかったのかな。