その内容は物語の性質上、宗教、神話から精神分析、思想哲学、物理学、生物学、はては音楽から兵器、全ての登場人物と使徒のプロフィール、『ファーストチルドレン』などの特別用語、さらに『コンフォート17マンション』(葛城ミサトが住む第3新東京市のマンション名)まで、多岐にわたって様々な用語が収録&解説されている。
また、アスカが第15使徒アラエルの可視波長のエネルギー波による心理攻撃を受けた時に心に去来した言葉『Doppelselbstmord begehen』(二重自殺)『Wahnsinnig』(気が狂った)、ミサトのマンションに引っ越してきたアスカの荷物に記載されていた『Zerbrechlich』(壊れもの)等々、アスカのシーンに出てくるドイツ語とその邦訳も掲載。
付録としてEVA使用武器一覧表(第壱話~劇場版に各機ごとの出撃、戦績、勝率)と、第3新東京市周辺地図、専門分野ごとに纏められた参考文献が載っているので、これらの専門書でさらに詳しく調べてみるのも一興。
さらに巻末にはエピソードごとの索引がついているので、調べる際は便利かと思う。
今更へたな分析本なんか買うよりこっちのほうがよっぽど実用的かつ面白いので、この本を片手にエヴァのエンサイクロペディストを目指してはいかがでしょうか?(もうとっくになってるか…)