先輩はノン気男じゃないの？
いくら自分を好きな後輩だからって、他の男が手を出してきたからとか頬を赤らめた表情で、即やっちゃうっていうのがイージーだと思うの。
先輩なりの男を抱く理由の葛藤をもっと描いて欲しかったな。
後輩くんも「思われていなくても抱かれたらラッキー」と考えている懲りていない子だから、２人の簡単な関係にちょっと嫌悪感が・・・
でも、好きな絵柄とこんな感じもあるんだろうなぁ〜って事で、☆３です。

表題作の「あかないとびら」シリーズも、収録の「みにくいアヒル」シリーズも攻がＳですが、基本的に甘くならないところが個人的にとても好きです。
それにしてもアヒルの王子様、ほんと歪んでますね、受の子がかわいそうになるくらいに。
一番ラストの、やたら淡々とした39歳もおかしな味があっておもしろいです。その後の二人が知りたくなります。
全編通して受の子はあたふたした子ばっかりですが、それはそれでかわいい。全員苦労しそうだなあ。
とても満足できる1冊です。

タイトルとか表紙（愛想のない眼鏡さん）とかからシリアス臭を感じてラブラブコメディ好きな身としては迷ったのですが、すっごくよかったです！！明るくて笑える！何度も読み返したくなる！さすがに皆さんの評価が高いだけあります。

SOHOスタイルで仕事をしている攻（眼鏡、淡々と毒舌）の元に、仕事の手伝いとして受（平凡なビジュアルだけど男殺しのフェロモン持ち／大学時代から攻の先輩を好き）がやってくるところから話が始まります。
とにかく受の子が前向きというか、攻にご奉仕を要求されて「ヨッシャー！！」とか言ってるのが新鮮で面白すぎる（笑）

独特のセリフ回しもセンスがいいし、絵もデッサンがしっかりしていてあっさりめに格好良くて綺麗。
事細かに文字（セリフやモノローグ）で説明はしてないけれど、過不足なしです。ただしある程度の読解力があった方がより楽しめるかも☆

スタイリッシュかつ独特の雰囲気で楽しく読めるコメディ風味！！超オススメです♪♪

現役引退(？)してる間にすっかり「ＢＬ」なんて言葉が定着しましたが、
久々に「やおい」という言葉を思い出しました。
「やまなし・おちなし・いみなし」だけど読後は「あーおもしろかった！」
といえる、そんな実は「やまあり・おちあり・いみあり」なやるだけじゃない
やおいがたくさんあったきがします。

限られたページの中で、さっぱりしてるのに、また読みたいなぁと思う
満足感が得られる。
楽しませていただきました。

鈴木ツタさんを知ったのは、雑誌の犬と・・・犬じゃないけど（笑）の作品で、マニアックな
人だなぁ・・・・と思ってたんですけど、あれ？普通の作品もあり？って購入してみました。
マスくん見てると思わず、がんばれ！と言ってしまう。本人は思わぬ展開にキャーキャー
言っとりますけど、めっさカワイイです。マスくんの心の声はおもしろい！あんまり
おしゃべりしない子なんですけど、心の中で萌え萌えしとります。素直で非常に協力的な
受けキャラです。『前からでも後ろからでもどうぞっ！！』枕取って『ハイっ！！』
みたいな・・・色気ねぇ・・・けど最中はエロイ！！
『先輩〜もうイキそうです・・・・』ってまだ1回も動いてないけど？ってやりとりは、
先輩のこと好きなんだねぇ。うん、うん。彼のフェロモンは最強です！