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少年は荒野をめざす 1 (集英社文庫(コミック版))

価格: ¥9,415
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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何が不満だ ★★★★★
主人公は美人。頭もいい。中学生で小説家としてもデビューする。家族も華やか。物語スタート時女友達はいなさそうだけど、学校の人気者の男子生徒二人と親友。うち一人からは恋愛感情を抱かれている。

…読者は皆思う筈。
「主人公になりてー。」

勿論主人公も辛い目には合いますが、
シンデレラレベルの不幸ですし。
(つまり美味しい不幸)

主人公は周りから変わった子と思われているが、そのくらいなんだい。(笑)

少女の理想を集めたマンガです。
ちょっと変わった私、でも社会に合わせて生きたりしない、皆がそんな私を認めてくれる。
いいよな、主人公。
まあマンガって皆そんなもんだけですが。

しかし大島弓子と並び称される程の作家さんではないと思う…。
「変わった子」としての主人公の描写一つとっても、結構類型的。


絵は確かに上手い。
っていうか丁寧。
この人絵を描くのが
本当に好きなんだろうなあと思わせる。
永遠の荒野 ★★★★★
大人になんかなりたく無い自分と、進んでゆく時間。
どうしようもないアンバランスさが生み出す不安。
伝えたかった言葉にならぬ気持ち。
恋愛に近いような友情。
思慕に近いような恋愛。

もう戻れぬ瞬間的な美しく切ない時。

作者である吉野朔実という人は、
どうしてそんな表現し難く、
失ってしまいそうな少女時代の想いを、
丁寧に明らかに描き出すことが出来るのだろう。

メアリーポピンズに出て来る赤ちゃんのように、
多くの人が失ってしまう、忘れてしまう瞬間の記憶を、
彼女は持ち続けているのだろうか。

大人となってしまった私達が戻る事のできない、
少年少女と呼ばれていた時へ思いを馳せる。
読む度に望郷のような想いにさせられる。

私にとって吉野朔実の最高の作。
時間をおいて読み返すと新たな発見がありました。 ★★★★☆
昔読んだとき、狩野にばかり感情移入していたので、最後のほうがつまらないなぁとか思っていました。ごめんなさい。
今は、陸の気持ちもわかって、だんだん辛くなってゆく陸がかわいそうで、最後の淡々とした表現、海外に行く、と言うこと―で、却って救われるような気分になります。
年をともに重ねてゆける作品なんだなぁと思います。
是非、昔読んだ人もまた読んでみて下さい、と言ってしまおう。
かつて男の子になりたかった少女たちへ ★★★★★
小さい頃、男の子になりたいと思ってた。そういう女の子って結構多いと思います。
今でこそ、女でよかったなぁって本気で思っていますが、私もそんな一人でした。
大人になること、女性になること、生きていくこと、出会い、別れ、親子、友情、色々あって壁はいっぱいあって、時には立ち止まったり、ぶつかったり、転んだり、でも、少年が目指した荒野の先にはいったい何があるのでしょう?
私は、その先に「私自身」のかけらを少しだけ見つけたような気がします。 
永遠の荒野 ★★★★★
大人になんかなりたく無い自分と、進んでゆく時間。
どうしようもないアンバランスさが生み出す不安。
伝えたかった言葉にならぬ気持ち。
恋愛に近いような友情。
思慕に近いような恋愛。

もう戻れぬ瞬間的な美しく切ない時。

作者である吉野朔実という人は、
どうしてそんな表現し難く、
失ってしまいそうな少女時代の想いを、

丁寧に明らかに描き出すことが出来るのだろう。

メアリーポピンズに出て来る赤ちゃんのように、
多くの人が失ってしまう、忘れてしまう瞬間の記憶を、
彼女は持ち続けているのだろうか。

大人となってしまった私達が戻る事のできない、
少年少女と呼ばれていた時へ思いを馳せる。
読む度に望郷のような想いにさせられる。

私にとって吉野朔実の最高の作。