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機動戦士ガンダムUC (5) ラプラスの亡霊 (角川コミックス・エース (KCA189-6))

価格: ¥672
カテゴリ: コミック
ブランド: 角川グループパブリッシング
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けじめをつけたがる人たち。 ★★★★☆
後半のラプラス遺跡での戦闘は美しい。地球連邦初代首相の演説が、平和の時代が来ると信じて疑わないままテロに散った希望に満ちた首相の演説がこだまする中の絶対零度の中で戦う巨人たちが灼熱の奈落に落ちていく。

もう既出の登場人物に関する驚きは無いかと思いましたがまだまだありました。しかも緊迫のシーンの中で不意打ちのように知らされます。
伝統の大気圏突入時の死闘。その中での人々の愛憎。これまでもこれからも時と場所を選ばず人は戦い続けると思うと空恐ろしくなります。

これまでのガンダムパイロットと同じように望む望まざるにかかわらず殺戮を繰り返していきます。白い悪魔。パイロットとっても悪魔のような・・・。
ラスト盛り上がりました ★★★★☆
過去と繋がってきますね。
まさか、マリーダがあのキャラとは思いませんでしたね。
この5巻で脇役であるリディも重要な存在になり、各キャラクターの存在がより深くなって行きますね。
ラスト周辺では、地球に落ちる寸前でのやり取りは緊迫し、第6巻がどう展開するか非常に気になります。
アルベルトの秘密 ★★★★☆
 謎を追いつつ、マーセナス家とビスト家の事情が少し明らかになる。そして、出ました衛星軌道上でのモビルスーツ戦。物理現象をしっかりフォローしながら、重力と大気圏という巨大な不自由さを描いている。
 また、「ユニバーサル・センチュリー」とアニメで不用意に用いられた言葉についても、なんとか説明を付けている。こういうところに、ガンダムを子どものおもちゃにしてはいけないという福井のこだわりが見える。
ガンダムの世界観を借りた、不条理な世界をどう生きるかのメッセージ ★★★★★
以下の文中の言葉を鑑みると、米国主導の人のエゴが中心となった新自由主義(理想を失った民主主義)の世界で人がどう生きて行くべきか、ガンダムの世界観を通じて若い世代にメッセージを伝えようという福井さんの意思を強く感じました。

戦争での理不尽な死を自ら招いてしまうバナージ。(恐らくは)更なる悲劇へと導かれる栗毛の強化人間マリーダ・クルス。願わくば、本シリーズを読み終えた時、彼らがそして若い世代の読者が良心に沿って正しく生きる意味を知悉し、強く正しく生きる勇気を持てる小説であって欲しいと切に願います。

〜以下、文中より抜粋〜

「必要ならば自分達の手で政治家を操ればよいと考えて恥じない。これが絶対民主主義における政治の実相」

「発達した文明が人の寿命を延ばし、増えた人口を養う経済原理が資源を食いつぶして行った時、加速度的に滅びの道をたどり始めた旧世紀の地球。文明をダウンサイジングするか、外に活路を見出すかという二者択一において、人類は後者を選び取った」

「(心は)自分で自分を決められるたった一つの部品だ」

「優先順位に従って義務をこなすことしか知らなかった体が、縁もゆかりもない若い命に後事を預け、未来などという茫洋とした言葉に一抹の意義を見出している。そんな愚かしい錯覚を真に受けた心が、いまはひどくいとおしい。」

「去って行った妻を呼び止める言葉も持てなかった自分だが、子を儲けていれば別の展開もあったかもしれない。もう一つの可能性、あるべき未来、内なる神の目で未来を見据える、ということ。」
激しさを増していく戦況 ★★★★☆
戦いの鍵となる少年と少女、そしてガンダムを奪い合うために失われつづける多くの命。大切な人を失った悲しみ、そして奪った者への憎しみが互いに交錯し激しさを増していく戦況。未だ明かされない箱の真相をもとめて物語は少しづつ佳境に向かう。もう1台のRXー0や新たな敵の出現にも期待して6巻を待ちたい。