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参加型ワークショップ入門

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: 明石書店
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ひどい翻訳 ★★☆☆☆
内容は実践的で役に立つと思うが、原著からの翻訳がとてもお粗末だと思う。何人かの専門家(彼らは翻訳のプロではない)が数章ずつ翻訳しているが、特にある人の翻訳は呆れるほどだ。これは私の想像だが、訳している本人があまり本書の内容を理解していなかったのではないだろうか?そう思えるほど表層的で、実感を伴わない翻訳になっている。

確かに欧米のジョークなど、日本語に訳しにくい部分はある。だがそれをうまく日本語に訳すのが翻訳者の仕事だと思う。このままでは真面目に書かれたものなのかジョークなのか判別のつかないものがあり、読んでいてかえってイライラさせられることも多い。チェンバースが哀れにさえ思える。

私は絶対に原著をお勧めする。こんなひどい翻訳ではチェンバースの言おうとしている意図を読み取れないと思う。
チェックリストとして ★★★☆☆
参加型ワークショップの非常に具体的な項目を網羅した本。
すでにワークショップをやっている人であるならば、チェックリストとして役に立つだろう。これを全部取り入れたり、実行しようとするべきではなく、これらの項目から、自分自身で考え、選択して行動するための本だ。
ワークショップが“参加風”でなく“参加型”であるために ★★★★★
タイトルが『ワークショップ入門』でなく『参加型ワークショップ入門』であることに注意しましょう。この本は読者を選びます。

■お勧めできない人
(1)本当のワークショップの初心者。読んでも意味がわから部分が多いでしょう。
(2)アクティビティ集は欲しいが、手順を手取り足取り書いてもらわないと不安でできない人、あるいは工夫しながら自分がやろうとするワークショップに合わせて応用する余裕がない人。
(3)ワークショップは“参加風”で十分。参加者が主体的に参加してきたら混乱するから迷惑だ、と心の底で思っている人。
(4)そもそも“参加型”であることに何も関心を持たない人。

■お勧めできる人
(1)ワークショップ、あるいは参加型学習の経験者で、自分は“参加風”であるが、ほんとうに“参加型”にしたい、と思っている人。
(2)参加型ワークショップの基本的な考え方から、具体的なノウハウを知りたい人。
(3)まじめな本が苦手な人。できれば、数ページに1回は笑える要素が欲しい人。
(4)長時間かけて根気よく本を読むのことが難しい状況(非常な多忙など)にあり、できれば、通勤電車や寝る前に布団の中で横になって読みたい人。

全部で21章から成る本書は、参加型ワークショップのための、チェックリストとアクティビティ紹介に大部分が割かれている極めて実践的な本です。筆者独特のユーモアあふれる文章と自身の失敗事例などは笑いながら読めます。ただ、膨大な項目を列挙しているため、アクティビティなどの解説が短く、ある程度習熟した人でないと読んでも理解できないかもしれません。しかし、あまり全てを懇切丁寧に説明するよりも、自分で工夫しながら作る方が豊かな学びになる、というのが筆者のメッセージでもあるので、やむを得ません。

読んで損はないかも ★★★★☆
 参加型ワークショップを行う際に(主にファシリテーターとして)留意する事柄が、著者の経験を通してまとめられています。
 ワークショップの言葉の意味もよくわからずに、手にとって読み出したのですが、人の意見、質問を促進する際に、どのようなことに気を付ければよいかがよくわかりました。

 先日までマンションの管理組合役員として活動していたのですが、自治会創立の際の呼びかけや、参加して頂いた方達との打合せも、事前にこの本を読んでいればもっとうまくいったのかも? と思ってしまいました。まあ、この手のことは、経験やその人の資質によるところが大きいので、事前に読んでいても結果は同じだったに違いありませんが。

 今後の参考になりました。星4つ。