話すのが苦手でない先生にも
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「先生自身、学校で『話すこと・聞くこと』を学んだ経験がありますか?」「人前で話すことに自信がある方はいますか?」ことばを使うプロ(職業)でありながら「人前で話すことは苦手」という先生は多い…知らない相手と話すトレーニングを…。よく考えてみれば、「話すこと」の研修の機会は、意外に少ないかもしれません。また以前から気になっていることですが、教室(学校・教師・子ども)だけの常識(コミュニーション)というのがあります。改めて、そのより良い環境づくりには、より良い話し合い(会話から対話へ)が必要だと思いました。「はじめに」で大村はまさんの話を紹介しています。「結局、教師が持っていえる幅でしか、子どもは出てこられないんです。」指導する先生も、幅広く勉強しなければ指導できない、という意味です。また、毎年、新入生を迎える最初の授業で「中学は、おとなになる練習をする学校です」と大村はまさんは、語ったそうです。学校は、将来、社会人として生きていける力を培う場ということです。それだけに、指導する先生たちには確かな「ことばの伝達力」が求められるということです。