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ザ・デイ・アフター・イエスタデイ

価格: ¥2,520
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
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かつては“working-class dog”(労働者階級の意。アルバム『ジェシーズ・ガール』の原題)だったリック・スプリングフィールドは、80年代初めの「ジェシーズ・ガール」(原題「Jessie's Girl」)のヒット、長寿ドラマ「General Hospital」へのレギュラー出演、アイドル誌「Tiger Beat」のグラビアへの出演という全盛期以来こつこつと頑張り続けてきた。彼は自分が以前の共演者ルークとローラ(「General Hospital」の主役)のように国民の意識からどんどん離れていっていることに気づいていたように思える。そういうわけで、スプリングフィールドがぜいぜいと必死で取り組んでいるにもかかわらず、カバー・アルバム『The Day After Yesterday』(邦題『ザ・デイ・アフター・イエスタデイ』)からはどこか最後の悪あがきといった感じが伝わってくる。「自分で書いた歌以外でCDを作るほうが簡単で痛みが少ないのかどうか知りたいと思い……やはりそうだとわかった」と、スプリングフィールドはこのアルバムのライナーノーツで語っている。困ったことに、その気楽さが幻滅につながっていることがはっきりと聴きとれるのだ。選曲は全くおもしろみがないし、彼の歌は耳障りとまではいかないが、気迫に欠けている。しかし、長年のファンなら辛抱強くついていきたいと思うだろう。スプリングフィールドが一本調子に歌うフォリナーの「Waiting for a Girl Like You」(邦題「ガール・ライク・ユー」)は眠気を誘いもするだろうが、オリジナルのほうもあまり乗れる感じではない。単調さが心地よいヒューマン・リーグの「Human」(邦題「ヒューマン」)についても、同じことが言える。ほんの一瞬大胆さを見せるのは、このCDをしめくくる、はっきりとして快い「Imagine」(邦題「イマジン」)のカバー。可能性について歌った歌にインスピレーションが健康的な表現で溶けあっている。この歌のメッセージは、このアーティストの次回作をもっといいものにしてくれるに違いない。(Tammy La Gorce, Amazon.com)