はっきり言って手直しなんかいりません・・・
何の為の手直しなの?文庫本ではまってしまった人が
次の話を読みたくて仕方なく新書に手を出すのを
狙ってるの?と変な画策をしてしまいます。
話はとっても面白いだけにその点が非常に残念です。
実際あり得ないと言ったらそれまでですが、そのような内容でも読者が陶酔し、ひとときの夢を見せてもらえるだけの作者の力量がこの作品にはあります!(私はこんなことは滅多にないのですが、すっかりメンフィスのトリコとなってしまいました。この作品が多くのファンに支えられているのも、読んでみると納得できます。)
華麗なるエジプト古代王朝、三千年の時をこえたこの恋物語に
皆様も一緒にハマってみませんか?
文庫版から「王家」に入って、最近はまった人たちの苦悩(?)を聞いてみたいです。
でも、キャロルとメンフィスには、幸せになって欲しいです。
なかなか文庫が出ないと言う難点に、星4つ。