四巻に入って、物語はサスペンス調になりますが、事件をきっかけに、自分一人で過去を背負って生きてきたミゲールは友人達の存在で、過去に向き合うことを決意します。
サスペンスな展開の中で、人は一人では生きていけないこと・周りの人間との関わりがあって初めて今を生きていることがさりげなく描かれていて、山王丸家・バスケ部の親友達・西門・高則爺さまとの本音をぶつけた温かな関係がいかにミゲールにとって救いとなっているのかがわかります。