産みの苦しみ
★★★★★
名古屋戦に勝利し、更に勝利を重ねて自信を深めたと思ったら、今度は
5試合連続の引き分け・・・。作中、達海監督のコメントにもあったように
引き分けは引き分けでも、種類が違う。勝てる試合を勝ちきれなかったのか、
負けてもおかしくない試合を凌ぎきったのか・・・。
その中で、弱小チームだったETUの選手達が何を想いそれぞれにプレー
しているのかが明らかになってくる、まさに産みの苦しみであるのが
この6巻。この状態を乗り切らなければ真の強豪とは成り得ず、まさに
産みの苦しみの真っ最中だと言える。
そして、昨年度のチーム得点王・濃厚キャラのFW夏木の覚醒があるのか否か。
DF陣、MF陣に続いてFW陣の人物描写がこれから始まって行きそうです。