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火の鳥 8 乱世編(下) (角川文庫)

価格: ¥691
カテゴリ: 文庫
ブランド: KADOKAWA
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う〜んいまいち ★★☆☆☆
火の鳥は全巻持っており、どれも大好きなのですがこの乱世編だけはあまりおもしろくありませんでした。誰もがよく知っている源平合戦を、手塚治虫なりに不老不死の火の鳥を絡めて描いているのですが、やはり源平合戦です。他の巻に比べてストーリーのオリジナリティ性がはるかに乏しく、また火の鳥全巻を通じて描いている生命に対する壮大なスケール感は皆無です。火の鳥の中でも少し浮いているような存在感・・・。読み終わったあとも、源氏と平氏の戦いを改めて読み直したという感覚しか残りませんでした。
この世に「生」を受けた意味をつかむヒントがちりばめられている。 ★★★★★
私は「いっそ死んでしまおうか」とは、生まれてから今日まで一度も考えてことがないのですが、それでも「何のために生きているんだろう」「何てつまらない毎日なんだろう」と思う日が年に何度かあります。そんな時、手に取る本がこの『火の鳥』です。うまく説明できませんが、読んだ後「よし、明日から、こうしよう」という具体的な目標と行動策が生まれ、なんだか、生きていることに感謝してしまいます。そして、とてもしあわせな気持ちになれます。そう言う意味では手塚さんの作品ってどれを読んでも、読者に「心のエネルギー」を与えてきれるものばかりですよね。私は、『火の鳥』を3回買いました。最初は高校生の時。そして社会人になってから。そして、独立して沖縄に来てから。何時読んでも新鮮です。ところで、文庫本はとてもフキだしの台詞の級数が小さくて、老眼一歩手前の私には少々きつかったです。眼鏡が必要でした。