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七色いんこ (5) (秋田文庫―The best story by Osamu Tezuka)

価格: ¥590
カテゴリ: 文庫
ブランド: 秋田書店
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着地成功作品、ラストが良い ★★★★★
とにかく二人の関係や話が上手く着地した作品。
個人的に手塚作品の中でも上位にはいります。
特に文庫の2巻が好きです。男谷マモルは普通にかっこいいです。
ブラックジャックにはまった人なら面白く読めるかと。
(主人公はブラックジャックとは違って間抜け?…ですが。)

初めて読んだときから、ママーが怖くてたまらないです…
いまだにかばんの話は軽くトラウマです。
マイ・ベスト手塚。 ★★★★★
代役専門の天才役者兼泥棒の七色いんこが主役の、一話完結形式の漫画の最終巻です。

僕はこの漫画がとても好きで、個人的には手塚先生のベストではないかと思っています。まずキャラがいい。皮肉屋でユーモラス、キザで気難しい、それでいて演劇には純粋で真摯な七色いんこは、手塚作品の中でも最も生き生きとした主人公の一人だと思いますし、ヒロインの千里刑事は、おてんばで純粋で騙されやすいけれど、強く優しい。おまけにツンデレで巨乳というわけで、ナンバーワン・ヒロインと言っても問題ないでしょう。サブキャラとして出てくる犬の玉サブローの犬離れしたおとぼけぶりは、最高に愉快です。

そしてストーリー。実在の演劇をもとにした一話完結のストーリーながら、その絡め方やオチへの収束の仕方が見事。しかもそれがこの五巻までずーっと続くのだから、手塚先生の知識と発想には感服してしまいます。

この最終巻では、一話完結の形式が終わり、今までばら撒かれてきた伏線を回収する最終章が始まります。そこで明かされるいんこの過去、そして千里の・・・。涙なしには読めない、素晴らしい最終回だと思います。

まずは第一巻からお楽しみください。そして、五巻まで、安心して読み進めていただけることを保障します。
漫画は小説より奇なり ★★★★★
さすが映画や芝居好な手塚さんだけあってそれをところどころにいかしている場面が他の漫画でも出てきていますが、この漫画はもろにお芝居
(お芝居というか劇全般というか)を題材にした漫画です。

それに手塚さんが着色(またその仕方がなんともうまい)した感じでストーリーが進んでいきます。

名作からあまり知られていないものまでいろいろな劇がでてくるのでそちらの方にも思わず興味が出てしまう事間違いなし。