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じんべえ (Big comics special)

価格: ¥1,100
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
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父娘を超えた愛の物語。 ★★★★★
もうだいぶ前に田村正和さんと松たか子さん主演でテレビドラマ化もされた原作です。

血の繋がりのない父と娘の「愛」をテーマにしたハートフルストーリーです。

「愛」は家族愛であったり、時として父娘を超えた愛情であったりします。

複雑な関係の父娘ならではのやり取りが多く、しかしそこには一貫して「絆」を感じます。

ラストが驚きの展開でかなりやられましたが「こんなのもありか?」などと納得してしまいました。

ちなみにタイトルは父である高梨陣平のあだなです。
父娘を超えた愛の物語。 ★★★★★
もうだいぶ前に田村正和さんと松たか子さん主演でテレビドラマ化もされた原作です。

血の繋がりのない父と娘の「愛」をテーマにしたハートフルストーリーです。

「愛」は家族愛であったり、時として父娘を超えた愛情であったりします。

複雑な関係の父娘ならではのやり取りが多く、しかしそこには一貫して「絆」を感じます。

ラストが驚きの展開でかなりやられましたが「こんなのもありか?」などと納得してしまいました。

ちなみにタイトルは父である高梨陣平のあだなです。
話のまとまりがお見事! ★★★★★
こんな親子があったらいいな、と思わず感じてしまいます。
あだち充さんの作品らしく、読み終えると爽やかな気分にさせてくれます。
どろどろした昼ドラなんてもうゴメンだ!
オススメの一冊ですよ。
名人芸を堪能せよ ★★★★★
「みゆき」がブラザーコンプレックスの女の子であるならば、「じんべえ」の美久は明らかにファザコンである。
ファザコンの女性というのは、どういうわけかマザコンの息子よりも市民権を得ている。まぁ基本的に女性にファ
ザコンの気質がなければ、夫婦というものは成り立たないのだろうけれど。
このじんべいというマンガ、当の甚平に同一化して楽しむやつは少ないのではないだろうか。ではファザコンの美
久のような女の子にだれが萌えるのかというと、作中で言えばそれは、相手にしてもらえないサッカー部の寺西君
のポジションだと思うのだ。フロイトが言っているのだけれど、すべてのカレシはカノジョにとって2号であり、
本来の恋人は「父親」だ。だから美久にとって寺西君はおそらく眼中にない。そんな寺西君のポジションを読者は
追体験する。それは少々苦痛を伴う体験なのだけれど、その追体験をしてこそ読者は美久に
萌えることが可能になる。
相手にしてくれないから、ますます萌えるけれど、やっぱり相手にされない。この循環構造を作り出すのが、美久のよ
うなファザコン少女の魅力だと思う。

この「じんべえ」、不定期連載の形式で書かれていたとあって、7つのストーリーの独立性が高い。最終話となる7話で、
ようやく一話からのすべてがつながるという形式なのだが、それぞれのストーリーは一話完結物としてとらえても、もの
すごく完成度の高い。その質はあだちの本当の短編集シリーズ「ショートプログラム」(1巻〜3巻)の作品群に勝るとも
劣らない。
物語の構成の完成度だけを比べれば、このあだち充という作家は長編物よりも断然短編のほうが高いと思う。それだけ
にこのじんべえでも、読み終わったときに脳内で想起されるのは、感動とかいう感情の経路から発せられるものより先
に、「いい仕事しますねぇ」という技巧に対しての驚嘆に近い感心だと思う。彼の伏線の張り方、その場もろもろはす
でに「名人芸」の域にあると思う。
義理の親子の恋愛、ねえ ★★★★★
血のつながらない親子が、生活を続けるにつれて微妙に恋愛が発展していくストーリー。はじめは本当に気付かなかったなあ。こうなるなんて。
短編ストーリーで手短のわりには話がまとまっています。これ、ものすごく長期にわたって連載されたようですが、絵柄が変わってないなあ、さすがだ。
1巻しかないんで気軽にパラパラ読めますね。なんか好きでした。