セピア色で始まるあらすじ紹介。米国環境保護庁EPAの調査官ジャック・ダガート（スティーヴン・セガール）は調査中に殺された同僚の復讐を果たすために、ケンタッキー州東部の山中にやってくる。
   そこで出会う3人の姉妹たちもかわいいが、内気で腕が真赤になるくらい発疹のある弟が気になる存在である。美しくのどかな町だが、実は猛毒の産業廃棄物が不法に投棄されていた。タガートの孤独な調査から除々に明るみになる犯罪のありさま。過激なアクションシーンはないが、「人の命は金では買えない」と言ったあとのセガールの流し目がカッコイイ。また、サラとの大人の恋にもほんのりとした空気が流れ心温まる。日本では“沈黙”シリーズとうたわれたこの作品だが、内容に関連性はない。セガールの記念すべき10作品目。（近藤鈴佳）