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砂漠の女ディリー

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
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期待 ★★★★★
彼女が全身全霊をこめて投げた直球を、
正面でキャッチャーミットにおさめようと
自分の正位置を移動させ、
後ずさりしながら受け止めました。
ボールは受け手の私にとって重く、
ときおり逃げ出したい気分にもなる(私自身の)力不足は否めません。

文章の稚拙さや抑制の効かない部分が少々気になるけれど
それも含めて、彼女の熱く前向きな半生に
感動しました。

本書の発行後、少女割礼の現状が少しでも
改善されていればいいと思い
心から祈りました。
砂漠の女ディリー ★★★☆☆
FGMのことは初めて知ったので衝撃を受けた。
こんなひどいことを実の親が自分の子供にするなんて信じられないが
医療や他の国の文化などについて十分な知識がないからこのひどさを理解していないのだろう。
家出してからずっとひとりで生きてきた彼女が母に再会できたのはよかった。
直ぐ読める。 ★★★★★
もうこの本を読んだのは、6年くらい前のこと。その頃は今より本読むのが苦手で、でも何か読みたいと思ってて、読んでみたら、翻訳された本特有の読みにくさが無いのですんなり読めた。
未だにこんな習慣が残ってる国あることに衝撃を受けた。1ページ読んだら次、次、進んでいつに間にか終わってしまう。
夢中になって読んだ記憶がある。
壮絶です。 ★★★★★
特に女子割礼のくだりは読んでいて「うわー痛いよ痛いよ」と顔をしかめずにはいられませんでした。といっても、自分が想像できる痛みの範囲を遥かに越えているでしょうが・・・話の展開がすごすぎて止まらず一気に読みました。
幸運は自分で勝ち取るものだと教えてくれた本 ★★★★★
砂漠のど真ん中で5歳の少女は性器を切り取られる。
麻酔もないから、母親が暴れないよう少女を押さえつけ
ジプシーの老女が欠けた剃刀の刃にツバをはきかけ、
照りつける太陽の下、一切の性器を切り取とる。
更に平べったくなってしまった場所に棘で穴をあけ
排尿と月経のための小さな穴を残して縫合。
すべては将来の夫を喜ばすためだけに。
これが今まで13億人もの女性に施された女性割礼の実態である。

こうしている間にも年間200万人の幼い女の子が
FGM(女性割礼)を施され続けている。
麻酔も消毒もない中で性器を切り取られた少女たちの多くは
出血多量や破傷風で命を落とし
生き延びたとしてもHIVや肝炎、膀胱炎、不妊症、月経困難、
うつで苦しみ続けなければならない。

著者は類まれな美貌と、信じられないような幸運に恵まれた。
しかし、その幸運のほとんどは彼女が努力でもぎ取ったものだ。
元は英語を話すことも読むこともできず
またパスポートさえなかったのである。
どんな逆境を前にしても持ち前の行動力と努力によって
走り続けハードルをクリアし、また走り続けていった。

これを読み終わったあと、自分が当たり前に思っていることが
どれだけ幸せなことなのか、一つ一つの当たり前に心から感謝した。
もうこれから先、
愚痴も文句も不平も不満も一切口にしない。
再度コレだけは何があっても守ろうと、自分に念を押した。