ドゥーイン・サムシング
価格: ¥2,548
『Doin' Something』はソウライブのブルーノート移籍第1弾、トータルでは2枚目にあたる作品。オルガンをベースにしたグルービーなジャズが売りのこのトリオだが、好評だったデビュー作『Turn It Out』を凌ぐ出来に仕上がっている。前作では彼らお得意のアシッド・ジャズや、ジャム・バンドとしての魅力をアピールするため、1発録りに近いライヴ風セッションだったが、『Doin' Something』はスタジオでじっくり時間をかけただけあって、オーバーダブを多様し、アルバム全体に斬新かつ多彩な統一感をもたらしている。ひとつのラインをもとに何回もジャム・セッションするのではなく、キャッチーなメロディーをもった歌物が中心になっている。ヒップホップ、ソウル、ファンク、ポップをうまくミックスした、ノリノリのジャズ・グルーブだ。ファンク色をさらに強め、エリック・クラスノ(ギター)とニール(オルガン)とアラン(ドラムス)のエバンス兄弟の3人組は、ジェームス・ブラウンのバッックのベテラン・トロンボーン奏者フレッド・ウェズレーを迎えて、4ピースのブラス・セクション(ウェズレーはホーン・アレンジも担当)を何曲かで披露している。このエネルギッシュな若きバンドの力作を聴けば、踊り出さずにはいられないはず。(Tad Hendrickson, Amazon.com)