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間違いだらけのエコカー選び

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 海竜社
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そんなことはみんなわかってる ★★★☆☆
徳大寺氏のいわんとすることはもう十分みんなわかってる。
わかってるけど、世間にもトヨタにもまったく届いてない。つまり意味がない。

みんな100%満足してHV車を選んでるんじゃない。
生活のために消去法でHV車を選んでる。

つまり時代が変わったということ。

世間にもっともっと声が届くような、
どーすれば徳大寺DNAが日本に浸透するか、若者の心を射抜くか

伝える手段 その重要な部分のアイディアをだしてください。
徳大寺有恒、ここにあり!! ★★★★★
徳大寺有恒氏が、自動車評論の第一線を退いてから数年がたつ。かつては「間違いだらけの自動車選び」を毎年上梓し、加えて年に数冊は書き下ろしを精力的に発表していたが、健康上の問題もあってか、近年では隠居でもしたかのような静けさであった。

また、日本で販売されている自動車は、国産車、輸入車を問わず、問題ある車を探すほうが難しくなった反面、個性や魅力も均質化してしまい、自動車批評の存在意義が無くなってしまったのも事実である。

加えて、日本人の車離れも進み、特に若者の自動車への関心の薄さには隔世の感がある。自動車が夢であった時代は終わり、環境やエネルギー問題が立ちはだかる中、日本の自動車行政や自動車メーカーの姿勢は、未来を見据えてのものなのだろうか?
家電がガラパゴス化しても、自動車は大丈夫と言う慢心があるのではないだろうか?
その慢心が表面化した象徴的な例が、米国でのトヨタのリコール問題であろう。


しかし、自動車産業は、決してオールドエコノミーではなく、これから新興国の爆発的な売り上げ増とエネルギー革命という「ビッグバン」が起こるとてつもなく魅力的で大きなマーケットなのだ。ここで日本が頑張らなくては、どこで頑張ると言うのか?

久しぶりに表舞台に登場した徳大寺氏が、日本の自動車行政や大手自動車メーカーを斬る視線はかつて無いほど厳しい。この厳しさには私も驚いた。しかし、これは氏の自動車への愛情の裏返しであり、内にこもり夢を失い、集団に同調するだけの昨今の日本人への厳しい叱責と感じざるを得ない。


余談であるが、徳大寺氏の代表作である「僕の日本自動車史」とあわせてお読みになると、氏の真摯な叫び声がより理解できると思う。
後半の各車批評はイマイチ ★★★☆☆
前半は、現代のクルマに関する現状コラム。後半はエコカー(ハイブリッド、EVのみに限らず)のレビュー。

前半はそれなりに勉強になりますが、よく分からなかったのが、10/15モードが日本独自で排ガスの評価基準としてはユルい、と言っているのにではなぜ外国車が
日本の市場で少ないか(3%程度)、市場に参入できないのは、日本の排ガス基準が厳しいから、となっている。論理のつながりが???です。10・15モードがホットスタートでコールドスタートを要求される海外の評価方法(FTPなど)と比較すると緩いとするなら、より厳しい基準で合格している外国車は日本の基準など難しくないはず。

と腑に落ちない箇所があったので3点。
日本にはまだまだ徳大寺有恒が必要だ!! ★★★★★
よくぞ言ってくれた!

日本の自動車産業、自動車政策に対する手厳しい批判。

エコカー減税で「安くなった」だけがセールスポイントの

ようになってしまったコマーシャルを見るたびこの本を思い出す。

「買い替え」がエコなのか?

ここで2CV、ルノー4を持ち出してエコカーの本質を説く

徳大寺有恒を引退させておくほど日本はまだ全く先進国などではないのだ。
現実的な燃費数値を! ★★★★☆
「10.15モード」燃費値の非現実ぶりは国民の常識だけど、
その数値が日本の自動車行政を左右してるならそれはゆゆしき問題だ。
絶対的に燃費が悪い国産ミニバンがエコカーで、
外車のコンパクトカーがエコカーでないのも、指摘されてみれば変な話だ。
非現実的な数値に振り回される外車勢はたまったものじゃない。
2009年モータショーの外車勢総すかんの原因かもしれないという指摘もさもありなん。

来年から燃費計測が「JC08」に代わるが、
それとて最高速度80km/hで、コールドスタートは25%まだまだ甘い。

あたりまえだけど、著者は心底自動車が好きなのだな。
自動車に明るい未来のイメージがなく、
車が好きということが知的に見られずむしろダサい今の日本文化は、
著者には本当に悲しいものなのだろう。