漢字の世界
★★★★★
子どもから大人まで楽しく読める漢字の本で、とてもわかりやすい内容です。
ハム一郎のオススメ
★★★★★
「白川文字学に基づく独自の漢字教育」 何となく面白そう。小学生にわかる内容ならば、スラスラ読めるはず。
全ページカラー版。表紙のデザインの古代文字がクイズにもなっていて楽しい。
中身はというと・・・
白川文字学に基づく漢字の解説が非常に面白い。
「人の形から生まれた漢字」のページでは、「人」は横向きに立つ人の形と解説されている。(あれっ?? 有名な金八先生の説明と違う!!) また、見・兄・光・先などの漢字が人の形から生まれているなんて・・・まさに目からウロコ。
その他、「こざとへん」が神様のはしごと解説されていたり、数字を表わす漢字のもともとの形が意外なものだったり・・・とにかく楽しみながら読み進めることができる。
成り立ちや意味の解説については、例えば「赤」なら[大と火を組み合わせた形。大は手足を広げて立つ人を正面から見た形。これに火を加える形が赤で、けがれをはらい清める儀式をいう。「あか、あかい」の意味に使う。]と書かれており、実際にその様子を想像すると怖い気もするが、ふ~んと納得。こんなふうに小学校で学習する1006字の漢字について、一字一字丁寧に解説されている。
この本を福井県の小学生だけに使わせておくのはもったいない。小学生からお年寄りまで幅広い年代で十分に楽しめる本、まさに「おとなも学べる、漢字解説本」なのである。
これから入学する新1年生への入学祝に最適な1冊であろう。また、教育関係者にもぜひ参考に読んで欲しい本である。
ハム一郎のオススメ
★★★★★
全ページカラー版。表紙のデザインの古代文字がクイズにもなっていて楽しい。
白川文字学に基づく漢字の解説が非常に面白い。
「人の形から生まれた漢字」のページでは、「人」は横向きに立つ人の形と解説されている。また、見・兄・光・先などの漢字が人の形から生まれているなんて・・・
その他、「こざとへん」が神様のはしごと解説されていたり、数字を表わす漢字のもともとの形が意外なものだったり・・・とにかく楽しみながら読み進めることができる。
成り立ちや意味の解説については、例えば「赤」なら[大と火を組み合わせた形。大は手足を広げて立つ人を正面から見た形。これに火を加える形が赤で、けがれをはらい清める儀式をいう。「あか、あかい」の意味に使う。]と書かれており、懲罰的なお祓いの様子を想像すると怖い気もするが、ふ~んと納得。こんなふうに小学校で学習する1006字の漢字について、一字一字丁寧に解説されている。
漢字学習にこういう本を使っている福井県。小学生が独力で読んで理解するにはやや難解な表現もあるが、教師がちゃんとフォローすることで、きっと楽しく漢字を学んでいることだろう。
この本を福井県の小学生だけに使わせておくのはもったいない。小学生からお年寄りまで幅広い年代で十分に楽しめる本、まさに「おとなも学べる、漢字解説本」なのである。
これから入学する新1年生への入学祝に最適な1冊であろう。また、教育関係者にもぜひ参考に読んで欲しい本である。