前作，前々作の感じでばったばった敵を倒していったらあっという間に弾切れになりました。
おかげで後半戦のきつい部分がほぼ全部日本刀か回避になってかなりつらい思いをしました。

たしかに敵が強い＝怖いは実感しました

今作のクリーチャーは結構批判されていますね。確かに今までとは違ってファニーな感じがあります。
おそらく最初の舞台が遊園地なのも同じ理由で逆のシュール感を狙ったんでしょうね。私は特に悪いとは思いませんでした。あのデブ以外は。あれはどう考えてもギャグ要員ですよね。

ハードのラスボスは強すぎてむしろ笑えましたよ。

内容についてはすでに多くの方が触れているので書きませんが、とにかくへザーの気丈さに救われます。
ゲーム全体を覆う陰鬱な雰囲気と、行き過ぎた宗教の心理的な圧迫感。終盤はステージや描写もグロい・・・。

が、主人公のへザーが非常に気のしっかりした、かつユーモアのある少女で、数々のグロいイベントとの対峙も「は、イカレてるわね」的な感じで乗り越えてくれます（無論彼女も心の中では苦しんでいるような様子が垣間見られますが）。
主人公がすぐ凹む人だとこのゲームは耐えられかったかも笑。

ただ、へザーのその一種の軽さが、ストーリーにも一種の軽さを与えてしまってる感はあります。（オマケも超ネタだし笑。）
ストーリーの秀逸さ、ステージの怖さのバランス？としては2が一番かもしれません。

発売当時、プレイするまで1作目の続編だと知らなかったので驚かされました。だからなのか分かりませんが、2作目の控え目な感じとは打って変わって、1作目同様、アクション性が強いです。グラフィックや演出は格段に進化していて、ある意味PS2のサイレントヒル・シリーズでは極めちゃった感じなレベルです。武器、敵の種類も多いですが、敵のデザインにいまいち魅力を感じませんでした(2作目が1番良いです)。サイレントヒルの町に行く場面では、2作目に出てきた通りや病院が再登場してファンならニヤリとするリンクですが、使いまわし感も少し・・。音楽もさすがに完成度が高いですね。ハリウッド映画版でも使われていたオープニング曲は最高傑作ではないでしょうか?カッコイイです!初回盤に付いていたCDに入っていたので繰り返し聴いていました。ちなみに4作目は本作と同時進行で製作されたらしいです。

サイレントヒルの中で最もやり込んだ作品。
隠し要素がいろいろあるので何周も楽しめた。
難易度もそれほど高くないのでシリーズをやったことがない人でも遊べると思う。
オススメのホラーゲーム。

前作２はプレー済み、１作目は未プレー。

よくレビューをみると１の続きであるらしい、これにはやられた。最後までプレーしたもののいまいち話の細かな部分が理解できなかった。

今作はデパートや地下鉄やお馴染みの病院といった場所を探索することになり、新たなステージが加わったことにより新鮮みがあるようにみえるが、相変わらず同じ場所を行ったり来たりしなくければならない作りや、迷い易いカメラワークや同じような背景にはちょっとうんざり。

モンスターにももう恐怖はなくマンネリ化、ラジオにいたってはもう有っても無くてもという存在になってしまっている。突然死にイライラすることも多々あり、これで話が興味深かったらもっとプレーしたいという気持ちになったかもしれないのだが。

グラフィックやBGMといったものにセンスを感じるが、３作目ということでこういったことは仕方ないのかもしれない。
しかし正直今作はマンネリ化の一言につきる。
１からプレーしたファンなら納得するのだろうか？いやわたしなんかよりもっとマンネリ化に嫌気をさすのでは？そうすると今作のターゲットは新規ユーザーであろうか？だとしても１から直に繋がった続編である今作は新規には意地悪だと思う。

新たなシステムや、新たな恐怖に期待を込めて辛口失礼。