Waltz of a Ghetto Fly
価格: ¥804
ジョージ・クリントンやマックスウェルの脇役的存在だったアンプ・フィルダーが、『ワルツ・オブ・ゲットー・フライ』で彼の世界に歩きだした。クリントンほど過激なファンクでも、マックスウェルほどストレートにロマンティックでもない。フィルダーが与えてくれたのは、軽快だが分厚いグルーヴをルーツとするヘウ゛ィなキーボードをブレンドした音楽だ。ハーモニーをダビングすぎだが、彼は幅広い音域を限界までしぼっている。「スーパーフィシャル」は、ラテンダンス協奏曲がはじまる前に、間違えてかけたブロンディの「ハート・オブ・グラス」に似た音のサウンドパターンになっている。他の曲は「ポッシビリティーズ」に注目されるように、エレガントなピアノソロにジャズのタッチがある。フィドラーのサウンドはバンプと呼ぶにはあまりある。しかし、彼はバンプに火をつけるような独自の音楽性を構築しているのだ。(リッキー・ライト, Amazon.com)