使い方としては、通読するものでもないですね。
読んでいて面白いものでもないですし。
法令を読んでいて疑問を持ったときに辞書的に
用いるのがよいでしょう。
法令は、その法令に関わる人々の間で
混乱を生まないように、一義的に解釈できるような
書き方をしています。
そのため法令は普通は同じ意味で使う言葉に、
違う意味をもたせることがあります。
本書は、そのような法令用語の違いを明確に
説明していきます。
正確に法令を理解するために、このような書は
必携です。
類書に「法令用語の基礎知識」などいくつかありますが、
値段も安く、内容的にも十分充実している本書で
問題ないのではないでしょうか。
でも。
実は「又は」と「若しくは」が違う意味で、きちんと使い分けられていたなんて!
条文の中で使われている言葉って、普段使っているのと同じ言葉であっても、ちゃんとひとつずつ定義があるのですね。
法律を系統だって勉強したことのある人には当たり前のことかもしれないけど、必要が生じて初めて触れる私のような人にはとても参考になると思います。
本のサイズが小さくて、さらっと読めるところもポイント高い。
法律のような難しい内容については、ぶ厚い本だと読みきらないうちに飽きてしまったりするので。