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Absolution

価格: ¥881
カテゴリ: CD
ブランド: Warner Brothers
Amazon.co.jpで確認
レディオヘッド時代の『ザ・ベンズ』(原題『The Bends』)を聴かずして、ミューズを聴くことはできない。そこから始めることが必要なのだ。しかし、ミューズの聴き慣れた壮大で陰鬱なサウンドは、クィーンやスレイド、さらにはブラック・サバスなど、ほかのカタルシスロックの影響を受けて、目もくらむような露骨な演劇性を得ている。常に、シンガー、マシュー・ベラミーからもうひとつのファルセットが重なってきそうな、空中からギターのバリバリいう音をもっと呼び出しそうな感じを受ける『Absolution』は、ルーファス・ウェインライトが書いたロック・オペラ・ファンタジーのように、ところどころではまさにバロックという印象だ。たしかに、このアルバムに独創性は全くない。だが、彼らがそれを放っておくというのは、それに夢中になっていることにほかならない。少なくとも「Stockholm Syndrome」(邦題「ストックホルム・シンドローム」)を、パワーコード・ドラマへの熱情を持って不安と羨望たっぷりに、そして最後には苦々しい結末に終わるという具合にプロデュースできるのはトゥルー・ビリーヴァーズしかいないだろう。マイナーキーのアート・ロッカーになってしまう前のトム・ヨーク主導のオックスフォード出身バンドのレコーディングをもう少し聴きたいと思うなら、あと数マイルほどはお気の毒にも堂々巡りしていることにまったく気づかずに、ミューズがトーチを持って先頭を行ってくれる。(Matthew Cooke, Amazon.com)