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Free: How Today's Smartest Businesses Profit by Giving Something for Nothing

価格: ¥1,258
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Random House Books
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この本は経済学の本として極めて重要な著作だ ★★★★★
オリジナルは2009年リリース。邦訳は2009年11月25日リリース。『フリー』が市場に与える影響を多面的に分析したおそらくは初めての本である。この本は経済学の本として極めて重要な著作だと読み進むうちに思うようになっていった。なぜなら、『フリー』というものが今の経済に果たしている役割が極めて重要で、今までの経済学はこの『フリー』という事象をそれこそなかったかのように軽視あるいは無視して理論を積み上げてきたような気がするからだ。それは間違いなくおかしい。そしてこの本の語り口の基本は間違いなく経済学だ。

まず市場のものをアトムとビットに分けて説明しているところが面白い。こういう経済学の本に出会ったのは初めてだ。そして市場に登場した『フリー』を次々と実に解りやすく説明してくれる。このあたりいかにも編集者出身という感じがした。カネの取れる文章というのはこういうものだな、と思う。

iPadの登場で書籍の売り方も変わりつつある今。この本のように当初『フリー』でダウンロード可能にしたやり方は実に刺激的だ。色々な意味で重要な一冊だと思う。
戦略的に考えるヒント ★★★★☆
この本は翻訳版が出ているのですが、原文を確認したく読みました。この本で書かれている要点が、まさにデジタルの世界で戦略的に考えるとはどのような点をどのように考えるか、その具体例を示してくれています。雑誌に引用されているこの本の一部がありますが、原文で読むとその事象の階層構造とそれぞれの層での個別の動きなどが、戦略はどうあるべきかを日本語版より一層明確に表現されていたと思います。読後感としては、このモデル(たとえばフリーミアム)はB-to-Bの世界でも成り立つのか、Googleの検索ロジックがコンシューマの世界では最強であっても、企業内情報体系では実は役立たないのでは無いか、とか実ビジネスの世界から見たときの疑問にももう少しチャレンジしてくれていたら後生にも残る名著作物になると思われます。デジタルの世界で新しいビジネスモデルを構築したい、と思ったらまず本書を一読されることは十分に価値あることと思います。
誰に何を伝えたいのか分からない歴史書 ★★★☆☆
まずレビュアーは20代であることを書いておきます。

いわゆるWeb2.0コンテンツや、グーグルの提供しているクラウドコンピューティングの変遷を当たり前のように受け止めてきた世代(20代前半のユーザーでしょうか)にとっては、もはや当たり前のビジネスモデル-FREEであり、読んでいて非常につまらない歴史書だな、と感じました。
ネットの若いユーザーはどのようなものにお金が流れ、どのようなものはFREEでなければならないか等、そんなことは感覚的に分かっているわけです。

それでいて30代以上の方々にこれが理解できるか、と言われれば…そりゃネットやPCでお仕事されてる方や、一部の知識のある方々は分かるでしょうが、普通の方には本を読んでもイメージが沸かないんじゃないでしょうか。

もちろん読んでみるのは良い事です。
ただ得られるものは少ない(ネットを常習的に使わない方は経験が少なく、実感が沸かない)と思われます。若い方でネットをよく使う方は読んでみてもいいんじゃないでしょうか。

筆者も書いていますがFREEは無闇に使うべきではなく、明確な戦略があってこそのFREEだと言っています。
ですのでFREEと加えて、ゴールドラットの制約条件の理論についても学べば理解が深まるかなと思います。
従来型マスメディアの没落 ★★★★★
新聞社・テレビ局など、従来型のマスメディアの没落が必然であることを的確に指摘しています。