小説家が書くと競馬本もここまで面白くなる
★★★★★
意外とギャンブルやアウトロー系の著書も多い浅田次郎の競馬本。
競馬場に行くと健康になるという理論に共感。
というか、本当に競馬が好きなんですね、この方は。
タレント本や文芸系の著者が書いた競馬本は、コアな競馬ファンにはイマイチ浅いと感じるものが多いが、この本はすごくディープ。
もっと定期的に競馬についてエッセイを書いてほしいが、忙しいから無理なんだろうな。
「鉄道員」や「地下鉄(メトロ)に乗って 」の小説家浅田次郎をイメージして読むとびっくりするかもしれないが、著者のエッセイが好きな人にはお勧め。
馬券を買う姿勢はプロ!!
★★★★★
このエッセイを基本として馬券を購入するには過去の失敗も必要です。
作者自身、馬主になってしまった時点で、この作品は馬券購入の最後の本となりました。
5着までに入着すれば馬主は賞金がもらえますが、馬券購入者には関係のない世界です。
冷静に馬主になる前の作者のこの作品を繰返し読むことによって
勝馬投票券の還元率が少しは増えるはずです。
文庫ではなく単行本で座右の書として読むべき本です。
純粋に馬券を買う立場から書かれた本
★★★★☆
馬券購入に関して、異論もあるが、馬券を買う人間としては、合点の行くことが多い。
純粋に馬券を買う立場から書かれた本は意外と少ないのではないか。
馬券術の指南書がごまんとあるが、此方の方がずっと役立つように思う。