NSAIDS、各オピオイド、抗うつ剤、その他補助薬などの作用機序から、薬物動態までとてもわかりやすく書いてあります。腎不全のときにどうしてモルヒネ製剤を使ってはいけないかなども良くわかります。これを読んで疼痛緩和ケアが、やっと体系だって理解できるようになりました。

緩和ケアに従事する薬剤師として、必要な内容がコンパクトに詰まっています。
肝不全時、腎不全時のオピオイドの薬物動態、アセトアミノフェンの作用、
鎮痛補助薬などなど欲しい情報が満載で、
自身の知識の整理にも、そして医師や看護師への説明にも非常に便利です。
緩和ケアチームのメンバーでなくても、がん疼痛緩和に関わる薬剤師には重宝する一冊です！